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LEDがエコ」って、どこまで本当?

                                                                              2009.12.02 rikuru-to

 1810年代にガス灯が設置、1879年には白熱灯、1938年には蛍光灯が発明された。そして第4世代の明かりとしてLED照明が注目されている。電球からLEDに換えた街頭電飾がエコをうたうのを時々見かけるが、そもそもなぜエコなのか、皆さんごぞんじだろうか。

 まず、LEDの発光原理を見てみよう。LEDの中には、P型半導体(正孔が多い半導体)と、N型半導体(電子が多い半導体)と呼ばれる2つの半導体が結合したLEDチップが入っている。ここに電圧をかけることで、LEDチップの中を、電子と正孔が移動してぶつかり合う。電子と正孔は再結合するが、もともと持っていたエネルギーよりも小さくなるため、余ったエネルギーの一部が光エネルギーにかわり、発光するというわけだ。

 この発光の仕組みにより、従来の白熱電球(2012年に発売中止になる)に比べ、消費電力が下がるのが特長だ。たとえば歩行者用信号機は、LEDを採用したことで、電球式の1/5以下にまで消費電力が削減される。さらに、蛍光灯の寿命が長くとも1万5000時間なのに対し、LEDは4万時間のものもあり長寿命。イルミネーションや電光掲示板などに活用される場合、エコな明かりといえるかもしれない。

 では、家庭で使う照明の省エネ効果をはかるのに使われる「発光効率」だとどうだろう。電気がどのくらいの率で光にかわるかを示すものだが、これで見ると、蛍光灯の発光効率は、最大110lm/W(ルーメン/ワット)。LED照明はというと、パナソニック電工が来年発売を予定している最新のものでも100lm/W(ルーメン/ワット)だ。家庭の明かりとしては、LED照明はやっと蛍光灯に追いついた、というのが現状のようだ。とはいえLEDの進化は日進月歩、省エネ効果がさらに増すことは十分に期待できるだろう。

 先日、半導体メーカーではLEDの品質チェックに非常にきびしく、街灯イルミネーションには品質チェックをパスしなかったものを廃棄せずに使う、という話を耳にした。意外なところでもエコ精神が発揮されるLED業界。未来は"輝かしく"あってほしい。