国連機関が授与する環境賞として国際的に評価されている「UNEP笹川賞」の受賞者を決める選考委員会が5月下旬、初めて日本で開かれる。選考委員の一人でノーベル平和賞受賞者、ワンガリ・マータイさん(元ケニア副環境相)が来日するのをきっかけに開催が決まった。
同賞は日本財団がUNEP(国連環境計画、本部・ナイロビ)と協力し82年に創設。毎年テーマを決め、環境保護の分野で貢献した人や団体を顕彰する。
今年のテーマは「二酸化炭素排出削減(悪習の打破--低炭素経済に向けて)」。75の個人・団体が推薦され、まずUNEP事務局が20を選び、5月初めの専門家委員会で五つに絞り込む。最終の選考委員はマータイさんのほか、ノーベル化学賞受賞者のマリオ・モリーナ・カリフォルニア大サンディエゴ校教授▽元環境庁長官の広中和歌子参議院議員▽アヒム・シュタイナーUNEP事務局長。
日本財団によると、選考委員会と受賞者発表の会見はナイロビか、国連本部のあるニューヨークで行われてきたが、第4回アフリカ開発会議(5月28~30日、横浜市で開催)にマータイさんが出席するため東京で行うことにした。受賞者発表は5月27日。