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南極でも温室効果ガス上昇 観測隊が帰国報告

                                            2008.04.15 東京新聞

 南極の昭和基地付近でこの1年間、温室効果ガスの大気中濃度が上昇したことが、南極観測の第48次越冬隊の調査で分かった。先月末帰国した宮岡宏隊長が49次夏隊隊長らと文部科学省で14日、記者会見して明らかにした。
 宮岡隊長によると、同基地周辺のメタン濃度は2000年以降横ばいだったが、07年2月から1年間の観測中、明らかな上昇傾向を示した。ピーク時には1986年からの観測で最高の約1・75ppmを記録した。メタンは二酸化炭素(CO2)の約20倍の強い温室効果を持ち、宮岡隊長は「原因解明や今後の傾向の監視が必要だ」と話した。
 毎年約0・5%ずつ上昇し続けているCO2濃度も例年通りに上がり、一時380ppmを超えた。同期間の基地の年間平均気温は、平年を約1度上回る氷点下9・6度。60年以降で4番目に高かったが、大規模な海氷の流出など温暖化の兆候は認められなかったという。