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製造装置・材料業界、進む太陽電池シフト

                                          2008.04.11 半導体産業新聞
 世界的な太陽電池ブームを契機に、半導体・FPD製造装置・材料メーカーの間で、〝太陽電池シフト〟が加速している。特にFPD製造装置を主力としてきたメーカーが、FPDに代わる新たな柱として太陽電池に熱い視線を送っている。2008年2月に開催された太陽電池関連の総合展示会「PV EXPO2008」においても、製造装置・材料メーカーのブースに全世界からの来場者がひっきりなしに訪れ、活況を呈していた。
 製造装置メーカーが太陽電池用装置に注力する背景には、FPD製造装置ビジネスの先行きに対する不安がある。周知のとおり、FPDパネル業界は再編や合従連衡の流れが加速している。その結果、製造装置メーカーにとっての大口顧客、つまり大型の設備投資を続けていける体力のあるパネルメーカーの数が減っているため、今後も製造装置ビジネスとして有望といえるかどうかは疑問、との声が高まっている。現に、調査会社のディスプレイサーチでは、TFT-LCD用製造装置市場の今後に関して、極めてネガティブな予測を発表している。同社資料によると、同装置の世界市場は、07年の83億ドル(前年比35%減)から、08年には116億ドルまで急回復するが、その後は09年同3%減、10年同8%減とマイナス成長を続け、11年には96億ドル(同8%減)まで落ち込むとしている。
 このようなことから、FPD製造装置メーカーはもはやFPDに期待を抱いていない、といっても過言ではなく、各社の関心は高い成長性が期待できる太陽電池に集まっている。
 太陽電池の生産量は、世界的に加速する太陽光発電導入の動きを背景に、今後年率30~40%もの成長が予測されている。それを受け、太陽電池用製造装置市場も大幅な伸長が期待されている。アプライド マテリアルズ(AMAT)の資料によると、太陽電池や環境関連機器の市場規模は、08年の39億ドルから09年には前年比36%増の53億ドル、10年には同26%増の67億ドルに達すると予測されている。
 表に、日本および世界の主要太陽電池製造装置・材料メーカーの最新動向をまとめている。目立つのは、薄膜太陽電池用製造装置、なかでもCVDなど成膜装置メーカーの活発な動きである。これはシリコン原料の供給不安を受けた太陽電池セルメーカーの、薄膜型への注力度アップが背景にあるが、一方では、薄膜型よりも変換効率の高い結晶系太陽電池のニーズも根強いものがある。現在、シリコンウエハーメーカーは供給不安を払拭すべく、結晶系太陽電池用ウエハーの増産体制構築を精力的に進めており、体制がある程度確立されれば、結晶系のニーズが再び高まるのでは、との観測も強い。
太陽電池設備市場規模予測