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太陽光発電のスタンド 徳島市で開設、災害時も給油OK
2008/03/05 徳島新聞Web
大規模災害による停電時でも太陽光発電でガソリンが供給できる災害対応型給油所が、徳島県内で初めて徳島市川内町の国道十一号沿いに誕生した。万一の際には警察や消防車両にガソリンを優先供給するほか、生活用水や飲料水として三千リットルを常時備蓄する貯水槽も設置。災害に強い、自立した給油所として期待されている。
県内に二十一店の給油所を展開する丸善商事(同市中洲町一、藤川博之社長)が、老朽化し手狭になった川内店の全面改築に合わせ、約二千万円かけて太陽光発電設備などを整備した。国の普及事業として半額補助も受けている。
川内店の事務所棟の屋根に設置した五十六枚の太陽光電池は最大十キロワット。年間予想発電量は約一万千キロワット時で、原油に換算すると約二千六百七十リットルになる。停電時には店内のパネルを操作するだけで電力源が切り替わり、蓄電池の許容量を超えた分は計量機などの通常業務に利用することで二酸化炭素(CO2)の排出削減にもつながる。
このほか、ディーゼルエンジンを使った内燃式発電機や手動で地下タンクから燃料をくみ上げる緊急用可搬式ポンプも備えている。断水を想定した貯水槽は、定期的に水を入れ替えることで、被災した近隣住民に飲料水や生活用水として提供する。
徳島市消防局予防課は「大規模災害時に県外から駆け付けた消防車両も利用できるなど心強い」と期待を寄せている。
全国石油商業組合連合会によると、災害対応型給油所の数は昨年末時点で全国に百二十六カ所。四国内では香川に一カ所と高知に三カ所ある。川内店は災害時に人的・物的支援を行う市の防災協力事業所制度にも登録しており、藤川社長は「地域住民らに親しまれ、役立つ給油所を目指したい」と話している。