国土交通省は3月26日、世界環境保全に役立つことが期待される「地球地図」についてのシンポジウムを都内で開催する。地球地図は2008年内に第1版完成を目指し作業が進んでおり、地球温暖化対策が主なテーマとなる北海道洞爺湖サミットを前に、国交省は地球地図を広くアピールする狙いだ。
地球地図は植生、水系、人口集中域といった8種類の地理情報を世界共通フォーマットで縮尺100万分の1にデジタル表示するもので、時系列データを蓄積することで、地球の環境変化の様子を把握できるのが特徴。地球全体の森林マップといった具体的活用法が期待できる。
1992年に当時の建設省が、ブラジル・リオデジャネイロで開催された「地球サミット」の際、世界各国に地球地図の必要性を呼びかけたのがきっかけとなり開発がスタート。2008年3月現在、179国・地域が参加、年内に第1版が完成する予定だ。
26日に時事通信ホール(東京・中央)で開かれるシンポでは、月尾嘉男・東大名誉教授が「地球地図で観る地球環境」を演題に基調講演するほか、ノンフィクション・ライターの山根一眞氏、よこはま動物園ズーラシアの増井光子園長、タレントの真鍋かをりさんらによるパネルディスカッションも予定されている。