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2008年03月 アーカイブ

2008年03月03日

那須御用邸で「エコツアー」を 環境省、開放に向け整備

2008.03.01 産経ニュース

 自然観察などの場として開放される那須御用邸栃木県那須町)の用地の一部について、環境省の検討会は29日、自然との触れ合いを楽しむエコツアーの場となるよう歩道網を整備することを盛り込んだ整備構想の骨子案をまとめた。3月中に案を策定し、一般への開放は平成23年度の予定。
 骨子案では、宮内庁から環境省に移管され日光国立公園内に編入される用地約570ヘクタールを例えば「那須の森(仮称)」と命名。標高により3つのゾーンに分けて整備する。
 標高が低い630~1000メートル付近は「自然観察の森(同)」として、森林と、その中を流れる渓流を楽しむエコツアーの場となるよう、自然観察のための歩道網を設ける。
 標高1000~1050メートル付近は「自然体験活動の森(同)」。緩やかな地形のため、活動の拠点となるよう利用者への案内や情報提供のための施設を整える。
 一方、標高が高い1050~1400メートル付近の「温泉の森(同)」では、現状維持を基本としながら、すでにある歩道を活用するなどとしている。

2008年03月04日

温室効果ガス削減へ、政府・産業界が21の新技術計画

2008.03.04 読売新聞
 政府と産業界が、温室効果ガス削減のために今後取り組む技術開発とその行程をまとめた「革新技術計画」が1日、明らかになった。
 太陽光発電の効率を飛躍的に高める技術や、工場などから出る二酸化炭素(CO2)を回収して地中に埋める技術など21項目を挙げた。開発・普及に成功すれば、日本政府が提唱した2050年までの世界全体の温室効果ガス削減目標(約400億トン)のうち、約60%分を達成できるという。
 政府は、14日から20か国が参加して千葉市で開かれる地球温暖化問題に関する閣僚級の会合で、計画を発表する。米欧にも参加を呼び掛け、7月の北海道・洞爺湖サミット(主要国首脳会議)で、この計画をたたき台に主要国が共同で計画を作っていくことを表明したい考えだ。

“Photovoltaic”──いまさら聞けない太陽電池

                                     2008.03.04 BUISINESS MEDIA
 エコロジーやCO2削減、原油高、再生可能エネルギー――。こうした昨今話題のキーワードに対応して、太陽電池や燃料電池を使った製品やサービスが、ニュースに登場する頻度が増えてきた。
 でも、太陽電池や燃料電池っていったい何だろう? 電池っていうからには、乾電池のようなもの? それともノートPCのリチウムイオンバッテリーのようなもの?
●“電池”といいながら電池でない不思議
 基本でありながら根源的な誤解を生んでいるのが、“電池”という名前。普通は、電気が溜まっている池のように思うものだが、実は違う。
 太陽電池は太陽の光など、光を浴びて電気を生み出す、言ってみれば“発電機”。燃料電池も水素やメタノールなどの燃料を使って電気を作る“発電機”なので、電気は溜まっていない。だから乾電池のように使い終わってしまうようなものではないし、充電が必要なものでもない。
 そもそもは英語の名前にも問題がある。英語で電池をどう呼ぶかというと、
・乾電池 dry battery [cell]
・アルカリ電池 alkaline battery [cell]
・太陽電池 solar battery [cell]
・燃料電池 fuel cell
 というわけで、○○ battery [cell]ということが多い。これを電池と訳せば、太陽電池や燃料電池となる。実際は発電機のように動くのに、電池なのだ。
 「燃料電池という呼び名が、実は普及の妨げになっているのではないか。オール電化のような良い通称を付けたほうがいいのではないか」。新日本石油のFC(燃料電池)事業部長である山口益弘氏が、「FC EXPO2008」の講演でもらした言葉だ。
●Photovoltaic Power Generation──太陽光発電
 ちなみに、2月27日に東京ビッグサイトで行われた「第1回 太陽電池展」の英語表記は“Photovoltaic Power Generaton Expo”。略して「PV EXPO 2008」である。
 Photovoltaicとは英語で「光起電性」の意。光を受けて電気を起こす太陽電池の原理のおおもとでもある。Power Generationは発電。つまり“光発電”“太陽光発電”の意味になる。
 日本では、太陽電池の名前からSolar Cellと呼ばれることが多いが、海外ではPhotovoltaicとか、PVと呼ばれることが多いのだという。
 太陽電池も燃料電池も電気は蓄えない。そして、Solar Cellではなくて、PV。身の回りでもエコやエネルギーの話題が出る昨今、ちょっとした知識として覚えておきたい。

シンエイ株式会社様

2008年03月05日

テレビの深夜放送自粛しては? 自民、環境対策で検討へ

                                                                                2008年03月05日 ASAHI.COM
 「午前0時以降はテレビの深夜放送を自粛したらどうか」。4日の自民党総務会で、環境対策を話し合ったところこんな案が飛び出した。70年代のオイルショックや90年の湾岸危機で、省エネ対策として政府が深夜放送の自粛を呼びかけた例があるため、最近の原油高対策にならないか――との発想だ。今後、党内で是非を検討するという。
 会合では、森山真弓元法相が「オイルショック時のように、テレビを自粛するぐらいのことはやるべきだ」と提案。加藤紘一元幹事長も「京都議定書を国民に理解してもらうためにも検討すべきだ」と同調。中には「深夜までテレビを放送する必要性があるのか」との意見も出た。
 これに対し、谷垣禎一政調会長が「法律でしばることはできず、マスコミの協力も必要だ。国民運動のような形で対応できるのか勉強してみたい」と引き取った。

太陽光発電のスタンド 徳島市で開設、災害時も給油OK

                                              2008/03/05 徳島新聞Web
 大規模災害による停電時でも太陽光発電でガソリンが供給できる災害対応型給油所が、徳島県内で初めて徳島市川内町の国道十一号沿いに誕生した。万一の際には警察や消防車両にガソリンを優先供給するほか、生活用水や飲料水として三千リットルを常時備蓄する貯水槽も設置。災害に強い、自立した給油所として期待されている。
 県内に二十一店の給油所を展開する丸善商事(同市中洲町一、藤川博之社長)が、老朽化し手狭になった川内店の全面改築に合わせ、約二千万円かけて太陽光発電設備などを整備した。国の普及事業として半額補助も受けている。
 川内店の事務所棟の屋根に設置した五十六枚の太陽光電池は最大十キロワット。年間予想発電量は約一万千キロワット時で、原油に換算すると約二千六百七十リットルになる。停電時には店内のパネルを操作するだけで電力源が切り替わり、蓄電池の許容量を超えた分は計量機などの通常業務に利用することで二酸化炭素(CO2)の排出削減にもつながる。
 このほか、ディーゼルエンジンを使った内燃式発電機や手動で地下タンクから燃料をくみ上げる緊急用可搬式ポンプも備えている。断水を想定した貯水槽は、定期的に水を入れ替えることで、被災した近隣住民に飲料水や生活用水として提供する。
 徳島市消防局予防課は「大規模災害時に県外から駆け付けた消防車両も利用できるなど心強い」と期待を寄せている。
 全国石油商業組合連合会によると、災害対応型給油所の数は昨年末時点で全国に百二十六カ所。四国内では香川に一カ所と高知に三カ所ある。川内店は災害時に人的・物的支援を行う市の防災協力事業所制度にも登録しており、藤川社長は「地域住民らに親しまれ、役立つ給油所を目指したい」と話している。

温暖化の影響で高潮や花粉症が増加・環境省が議論

                                                                                          2008.03.05 NIKKEI NET
 環境省の地球温暖化影響・適応研究委員会(座長・三村信男茨城大教授)は3日、会合を開き、高潮被害の拡大や花粉症の増加など、国内で予測される地球温暖化の影響を検証した。6月に対応策を盛り込んだ報告書をまとめる。
 会合では温暖化に伴う海面上昇や台風の進路変化などにより、日本の沿岸で大規模な高潮が起きやすくなる問題などを取り上げた。1メートルの海面上昇が起きた場合、砂浜の9割が消失するとの分析も報告された。夏場の気温上昇によるスギ花粉の飛散量増加など、健康への影響も議論した。
 今後、食料、水環境・水資源、防災、健康など分野ごとに実情や予測内容を分析。温暖化の打撃をくい止め、新たな環境に適応するための具体策などを詰める。

栃木県栃木市 M様邸

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平成16年から運用されております。
【発電容量 : 4.2kW】  当社オリジナル  瓦屋根 ECONOROOTSラックレス方式

※ 瓦屋根の屋根との段差を無くし、屋根面をフラットに施工した当社オリジナル工法で設置させて
   頂きました、外観はビルドインのように見て頂けます。
   新築時施工対応ですが、このような設置も対応できます。

栃木県宇都宮市 T様邸

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平成16年から運用されております。
【発電容量 : 5.25kW】 ECONOROOTS 流れ屋根の折板屋根に設置

※ 新築時に設置されたお客様です、右側の写真はモジュール間の配線が接続されこれから
   モジュールの下面に整線(モジュールのした面に配線長を整理し仕舞い込む)する直前の
   状況写真です。これから工事施工担当者が1本ずつ丁寧に整線をして行きます。

栃木県宇都宮市 N様邸

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平成17年3月から運用されておられます。
【発電容量 : 5.04kW】 ECONOROOTS 折板屋根に設置

※周囲を住宅に囲まれておりますが、太陽光発電に最適な方角に恵まれております。
 太陽光発電モニター(エコノナビット)を壁に取り付けられ、ご主人、ご家族の皆様全員で
 毎日の発電量、環境貢献度を見ておられるという事です。

栃木県大平町 T様邸

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平成18年3月から運用されております。
【発電容量 : 5.04kW】 ECONOROOTS コロニアル瓦屋根に設置

※ お客様の新築時に設置させて頂きました。屋根のアレイから接続BOXへの配線はダクト
   を使用し短い距離で屋内に引き込み美観に配慮しております。
   運用開始時から、奥様は毎日エコノナビットを見て“今日も元気に発電してる”“今日は
   ちょっと曇りなので発電が少ない” と独り言が出てしまうそうです。
   電気が目で見える・・・エコノナビット・・・重宝されています。

栃木県上三川町 Y様邸

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平成19年9月から運用されております。
【発電容量 : 4.11kW】 SAMURAI コロニアル瓦屋根に設置

茨城県結城市 S様邸

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平成19年7月から運用されております。
【発電容量 4.65kW】 SAMURAI コロニアル瓦屋根に設置

2008年03月06日

栃木県小山市 N様邸

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平成19年10月から運用されております。
【発電容量 : 3.6kW】 ECONOROOTS 陸屋根設置

※自宅2階のベランダテラスを有効活用され設置し、効率的に発電効率を上げる運用をされて
 おります。 

栃木県栃木市 N様邸

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平成19年10月から運用されております。
【発電容量 : 3.71kW】 SAMURAI コロニアル瓦屋根に設置

※閑静な住宅街にお住まいのお客様ですが、太陽光発電と共にオール電化もご採用になられ
  当社にて施工させて頂きました。
  ご主人様からは、お宅の外装色にマッチした壁面施工をというご希望を受け、壁、樋に合わ
  せたダクトを使用しお客様のニーズにお応えさせて頂きました。 
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栃木県佐野市 I様邸

 

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平成19年11月から運用されております。
【発電容量 : 6.48kW】 ECONOROOTS 瓦屋根(ご自宅)、折板屋根(ガレージ)に設置

※ご自宅の屋根とガレージに設置され、光熱費効果に大きな効果が得られるようご検討されて設置
  されております。
  運用開始時点から、ご主人様には朝エコノナビットを枕もとで発電状況を確認、日中はエコノナビットと
  共に居間に移り状況をウオッチ、発電量推移にも一喜一憂(?)、我が家の太陽光発電の働きを
  見守っておられます。
  働きぶりには、もちろんご満足です。 

栃木県小山市 M邸様

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平成19年2月から稼動されています。
【発電容量 : 3.21kW】 SAMURAI 瓦屋根に設置

※ 新幹線の高架がすぐそばのお宅で日射の具合は?と心配されておられましたが、
   運用後は高架の影響も無く発電をしておりご家族様と共にスタッフも安心しました。                                                                         

栃木県野木町 T様邸

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平成20年2月から運用されておられます。
【発電容量 : 3.75kW】  SAMURAI 瓦屋根設置

※太陽光発電容量をより大きく得たいということから、大屋根と二階ベランダの前の屋根を利用し
  SAMURAIの分離設置でご提案させて頂き運用されております。                                                             

CO2削減に21の新技術 経産省計画 サミットで提示

                                           2008.03.06 北海道新聞
 経済産業省は五日、産業界代表らによる有識者会議を開き、日本が提唱する「二〇五〇年に世界の温室効果ガス排出量を半減する」との目標達成に向けた二十一の革新技術の計画をまとめた。太陽光発電効率の飛躍的向上や二酸化炭素(CO2)の回収・貯留(CCS)技術の実用化、次世代自動車の普及などを盛り込んだ。十四日から千葉市で始まるG20閣僚級対話で提案し、七月の北海道洞爺湖サミットで国際的な計画作りに着手したい考えだ。
 太陽光発電では、ナノテクノロジー(超微細技術)を用いた「第三世代」電池を開発。太陽光を電気に変える発電効率を既存電池の約四倍に改善する。世界の排出量の八十年分のCO2を地下にためられるというCCSでは、工場や発電所から出るCO2の回収費用を四分の一以下に低減。家庭で充電できるプラグインハイブリッド車は一度の充電で走る距離を五百キロに伸ばし、燃料電池車とともに普及拡大を図る。
 このほか、CO2排出量が多い石炭や天然ガスの火力発電、製鉄のエネルギー効率を改善。住宅やビル、地域ごとの省エネ管理を行うシステムの確立なども計画する。二十一の技術が世界に普及すれば、「五〇年に半減」のために必要となる削減量の約六割を賄えるとしている。
 甘利明経産相は「計画を夢に終わらせず、確実に実行することが地球を救う唯一の道」と述べた。

足利市 H様邸

H邸1      H邸2

平成19年5月から我が家の太陽光発電所が稼動開始しました。
発電容量 : 4.32kW (ECONOROOTS) 瓦屋根に設置されています。
 
※設置された同機・・・設置前の25、6年前に新聞で京セラソーラーの記事を読まれたそうです、その記
               事の内容から京セラ製品の信頼性や保証内容が揺るぎ無いものであると直感
               され、太陽光発電を設置する時は絶対に“京セラ”と思い続けていたそうです。
               時を経て昨年、近くに北関東自動車道の工事が開始され、自宅を新築することが
               決まった事や昨今の地球環境問題に対る考えからのアクションをとの考えから、
               早速お宅の設計段階から太陽光発電設置を前提に考慮され、そして京セラに太
               陽光設置の相談をされたという経緯をお伺い致しました、ご主人様、奥様の長年
               温めていた夢が実現した喜びと、我が家の発電所の働きぶりへの期待、光熱費
               の効果への期待は大きく膨らんだ運用開始だったそうです。
※運用されて・・・・・・・毎日の発電量の推移をエコノナビットで確認し、その推移をメモに取り発電量と
               光熱費効果をチェックする事が生活リズムの一つになっておられ、我が家の太
               陽光発電所の働きぶりには満足されていらっしゃいます、ご主人様曰く、もっと
               発電量を大きくしておけばよかった・・・とのお声も頂きました。
              
              これから、北関東自動車道が完成したときには足利市を抜けたあたりの道路のす
              ぐそばに写真でご紹介させて頂きましたお宅の屋根で働く京セラ太陽光発電所を
              見て頂けます。これからもしっかり働いてもらいます、我が家の太陽光発電所。
                                                      (2008.03) 

2008年03月07日

省エネ法の改正案を閣議決定、規制範囲の拡大と罰則強化を柱に

                                                                                            2008.03.07 KEN- Platz
 政府は3月4日、エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)の改正案を閣議決定した。改正案では建物に対する省エネルギー対策の強化を図っている。
 例えば、省エネ法の適用範囲を拡大する。これまでの省エネ法と同法の施行令では、床面積2000m2以上の建物の新築や増改築、大規模修繕の際に建物に講じた省エネ措置を、建て主が特定行政庁に届け出る必要があった。法改正後に実施する施行令の改正で、この適用範囲を床面積が約300m2以上の建物にまで引き下げる見通しだ。
 これに伴って、新築時などに省エネ法に基づく届出をした建物の維持保全の状況を特定行政庁に定期報告する仕組みも、床面積が2000m2未満の建物に拡大する。
 罰則の強化も図る。大規模な建物について、外壁や窓の断熱、空気調和設備などの効率的な利用といった省エネ対策を著しく欠いている場合には、命令の措置を講じられるようにする。命令に従わない場合には、100万円以下の罰金を科す。従来の省エネ法では、省エネ対策が著しく不十分な場合でも、特定行政庁が実施できる措置は指示や事業者の公表にとどまっていた。

同業他社との競争を促す制度も導入

 維持保全の状況の報告対象が床面積2000m2未満の建物に拡大した点を踏まえて、登録建築物調査機関と呼ぶ組織を新たに設ける。同機関は特定行政庁に代わって、建て主から省エネ措置の状況について報告を受け、その内容を調査する。
 同機関の調査によって、建物が一定の省エネ基準を満たしている場合には、特定行政庁に対する定期報告を不要にする。登録建築物調査機関の担い手としては、指定確認検査機関や住宅性能評価機関などを想定している。一級建築士や建築基準適合判定資格者検定の合格者などのうち、所定の講習を修了した評価員が、調査を担当する。
 これまで自動車や家電製品などに採用されてきた「トップランナー制度」と呼ぶ仕組みを、戸建て住宅を建て売り分譲の形式で供給する事業者に適用する規定も盛り込んだ。同制度は自動車の燃費基準や家電製品の省エネ基準を、既に商品化されている製品のうち最も優れた性能以上に設定して、製造事業者に目標とする年度までにその基準を達成するよう求める仕組みだ。
 設定した基準を満たさない事業者に対しては勧告や公表、命令などの措置を段階的に講じ、命令に従わない場合には100万円以下の罰金を科す。年間100~200戸以上の建て売り住宅を販売する事業者を対象にする見込みだ。
 このほか、省エネ性能の向上を図るために、建物の設計者や施工者に対して、国土交通大臣が指導や助言を与えられるようにした。さらに、建物の販売や賃貸を営む事業者に対して、一般の消費者に対する情報提供の努力義務を課した。
 2000m2未満の建物に適用範囲を広げるという規定を除き、改正省エネ法は、2009年4月1日の施行を目指す。中小規模の建物に適用範囲を拡大する部分については、施行予定日を2010年4月1日に設定している。

環境省、排出量取引を本格検討=有識者会合が始動、PTも

                                                                                              2008.03.07 JIJICOM
 環境省は6日、温室効果ガスの国内排出量取引制度について、本格的な検討に着手した。産業界の参加を得た有識者検討会(座長・大塚直早大大学院教授)が始動したほか、田村義雄事務次官をトップとするプロジェクトチーム(PT)も新設。7月の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)をにらみ、課題や論点の整理を進めた上で、4~5月にはその成果をまとめたい考えだ。
 同制度は、政府が主だった企業に守るべき温室効果ガス排出量の上限(キャップ)を設定し、企業間で過不足分をやりとり(トレード)する仕組みで、「キャップ・アンド・トレード」と呼ばれる。欧州連合(EU)が2005年から実施しており、米国でも導入の動きがある。

2008年03月08日

省エネ法の改正

                                                                              2008.03.08 FujiSankei Business
  ■CO2削減目標達成へ対策/施設から企業に対象拡大

 政府は大規模な工場やマンションに省エネルギー計画の策定などを義務付けた「エネルギーの使用の合理化に関する法律」(省エネ法)の改正案を閣議決定しました。京都議定書で定められている二酸化炭素(CO2)など温室効果ガス排出量の削減目標を達成するため、取り組みの遅れている業務ビルや家庭での対策を強化します。今の国会に改正法案を提出し、2009年4月からの施行を目指します。
                  ◇
 同法は1979年、2度の石油危機の教訓からエネルギー使用量の削減を進めるために制定されました。工場や店舗、住宅の所有者らに対し、エネルギー使用量を基準値以下にすることやエネルギー管理者の選任、中長期の省エネ計画の提出を義務付けています。
 現行法の対象範囲は工場や店舗では原油換算のエネルギー使用量が年間1500キロリットル以上、マンションなど建築物では床面積2000平方メートル以上の大規模なものに限られています。
 加えて、規制対象の選定方法は、工場など施設単位になっています。このため、1事業所ごとの使用量が多い工場のような産業施設は全体の87%が規制対象ですが、1店舗ごとの使用量の少ないスーパーや外食産業、ホテルなど業務ビルは全体の13%にとどまっています。
 京都議定書は日本に08~12年度の年間CO2排出量を90年比6%削減する目標を課しています。しかし、05年度の業務ビルの排出量は同1・4倍、家庭は同1・3倍に増えており、政府は省エネ法の適用対象の拡大が必要だと判断しました。
                  ◇
 改正案は規制対象の選定方法を施設単位から、企業単位に変更します。これによりコンビニやスーパーは本部と加盟店が同一企業とみなされ、多くが規制対象に追加される見込みです。省エネ法を所管する経済産業省は改正により対象となる業務ビルは5割程度まで拡大すると予測しています。
 また、家庭への規制を強化するため、着工時に省エネ計画の届け出が必要な建築物の対象範囲を床面積300平方メートル程度まで引き下げます。これにより小規模なマンションなども対象になります。
 05年度の新規着工住宅件数にこの数字をあてはめると、適用対象は現行の21%から36%にまで拡大します。加えて、従来の対象である大規模建築物については取り締まりを強化するため届け出内容について改善命令できるようにする。違反すると100万円以下の罰金が事業者に科されます。
 経産省はこれらの改正により、二酸化炭素(CO2)換算で年間500万トンの温室効果ガス削減効果を見込んでいます。しかし、京都議定書の目標達成には3600万トンの追加削減が必要なため、経産省は省エネを一人一人が心がける「国民運動」などを促していく方針です。省エネ性能の高い家電製品の普及も課題になっており、最終的には個人の意識が目標達成の鍵を握るようです。

トヨタ、F1に環境技術 今季モータースポーツ ホンダ復活へ

                                                                              2008.03.08 FujiSankei Buisiness
自動車レースの最高峰・F1世界選手権の開幕(16日、豪州)を前に、トヨタやホンダなどが相次いでモータースポーツ計画を発表した。先進国の排ガス規制強化の流れから「悪役」イメージの強いF1だが、各メーカーはF1マシンの先端技術を市販車の環境対応技術に生かすなど「走る実験室」の意味合いも強い。自社技術の優位性を世界へアピールする格好のチャンスだけに、日本勢の競争は激しさを増しそうだ。
 「今年こそはF1初優勝の感動を届けたい」。トヨタの渡辺捷昭(かつあき)社長は7日、都内で開かれた活動計画発表会で言い切った。参戦7年目の今季は安定した空力性能が特徴の新型マシンを投入、初の表彰台を狙う。新型車開発は「トヨタ流のカイゼン」(渡辺社長)を施すなど全社一丸で取り組んだという。昨年からは米NASCARレースにも世界戦略車「カムリ」で参戦。国内では若手ドライバーの育成機関から14人を世界へ送り出す。
 自動車メーカーがモータースポーツに力を入れるのは本業との相乗効果。わずかなタイムを競うF1で培った燃費向上や軽量化の技術はそのまま「(市販車への)環境技術につながる」(山科忠トヨタモータースポーツGmbH会長)からだ。さらに、F1で好成績を挙げることでブランドイメージは大きく向上する。
 F1の「先駆者」として負けられないのがホンダ。現在のような「純正」ホンダチーム以外にもエンジンのみを供給していた時代があり、過去に計72回の優勝を誇る名門だ。その意味で表彰台にすら上がれなかった昨季は「屈辱のシーズン」(福井威夫社長)だった。今季は再起をかけ、フェラーリの技術責任者だったロス・ブラウン氏をチーム代表に招請。マシンも設計やエンジンを一から見直し、「乗用車をつくるレーシング会社」と言われるホンダの本領発揮を目指す。
 日産自動車は提携先の仏ルノーがF1チームを送り込んでおり、自社は市販車の改造車で争う国内最高峰の四輪レース「SUPER GT」に参戦。今季は「NISSAN GT-R」を投入し、王者奪還を目指す。SUPER GTには日産のほか、トヨタも「レクサスSC」で、ホンダも「NSX」で参戦しており、国内3大メーカーのサーキット上での争いも注目される。
 このほか、世界ラリー選手権(WRC)には富士重工業が長らく参戦。昨季は未勝利に終わったが、今季は3戦目で2位に入り復活の兆しを見せる。スズキも今季からWRCに本格参戦。「欧州でのブランド力向上に期待している」という。原油高や円高など自動車業界を取り巻く不安要素はあるが、日本メーカーはおおむね業績を拡大している。ブランド力向上を狙いにモータースポーツの取り組みを強化する動きは今後も続きそうだ。

2008年03月10日

CO2:05年度国内排出量の半分は150事業所に集中

                                                 2008.03.10 毎日JP

 地球温暖化の原因とされる二酸化炭素(CO2)の05年度の国内排出量のうち、約半分は全国150の工場や発電所などから出されていたとの推計結果を、環境NPO「気候ネットワーク」がまとめた。03年度の「180施設で約半分」より集中が進んだ。気候ネットは「大口排出源の石炭火力発電所などが増えたため」と分析している。
 省エネルギー法に基づきCO2排出量を国に報告している大規模事業所7441施設のデータ開示を国に求め、分析した。開示されたのは6829施設分で、合計で05年度の国内排出量12億9350万トンの39%にあたる。うち電力やセメント、石油化学など上位110施設だけで28%を占めた。一方、東京、関西両電力と鉄鋼の高炉など、国が開示を拒否した大口40施設で国内排出量の23%を占めることが、他の会社資料などから判明。計150施設で51%を占めると推計した。
 事業者は開示請求があった際、非開示を求める意見を国に出すことができる。電力2社は03年度には施設ごとのデータを開示していたといい、気候ネットの浅岡美恵代表は「排出量取引に反対している電力と鉄鋼の2業界が、公平な排出量配分のための説明責任を果たしていないことが顕著になった」と批判した。

産業界、海外からのCO2排出権取得は最大3億トン

                                         2008.03.10 NIKKEI NET

 産業界が京都議定書の温暖化ガス削減目標の達成に向けて、海外から取得する二酸化炭素(CO2)の排出権が2012年度までの5年間で合計2億―3億トン規模に達することがわかった。取得費は5000億円を上回る見通し。企業の排出量に上限を設ける制度の国内導入議論も本格化し、企業は成長力維持とコスト負担増をにらみながら「環境戦略」を進めることになりそうだ。
 電気事業連合会、日本鉄鋼連盟など各業界団体が日本経団連に報告した取得見込みの排出権は合計約2億トン。主に京都議定書の約束期間の08―12年度の間に、海外でのメタン回収など温暖化ガス削減事業を通じて年平均4000万―6000万トンを取得する。新日本製鉄も産業界全体の排出権購入量を2億2000万トン、取得費用を最低5000億円以上と試算する。

アリゾナに世界最大の太陽光発電所建設へ

                                                                                    2008.03.10 US.Frontline
 電力大手アリゾナ・パブリック・サービス(APS)は、スペインの太陽光発電技術開発大手アベンゴア・ソーラーと共同で、アリゾナ州に世界最大規模の太陽光発電所を建設する。
 ウォールストリート・ジャーナルによると、発電所はフェニックスの南西約70マイルの場所に建設され、3マイル四方に数千枚の集光板を設置して280メガワットの電気を生産する。新しい技術によって熱を保存して後から使うこともできるため、日没後も数時間はフル生産を続けられるという。州の認可が下りれば2011年までに建設する予定で、APSは総工費を10億ドルを見込んでいる。
 APSは1キロワット時当たり14セントをアベンゴアに30年間支払うことに合意しており、高価な電気となるが、石炭、天然ガス、原子力など他の方法で生産された電気と合わせて販売するため、料金への影響は軽減される見込み。
 アリゾナは年間300日の晴天も珍しくなく、APSのドン・ブランド社長は「化石燃料の使用を減らすために、エネルギー源の多様化が必要」と話している。同社では現在、電気の3分の1をガスによる火力発電で生産しているが、燃料コストではガスが3分の2を占めている。

新エネ電力、購入拡大 バイオガスや太陽光 北電が新年度

                                             2008.03.10 北海道新聞

 北海道電力は新年度から、家畜のふん尿などから発生したガスを利用して発電するバイオガス発電や太陽光発電など新エネルギーからの電力購入拡大に乗り出す。バイオガスでは購入の契約条件を緩和し、太陽光では購入単価を引き上げるなど、二酸化炭素排出量の少ない新エネルギーの普及をさらに後押しする。
 北電は、道東の酪農家などから、契約電力を五十キロワット以上の高圧電力に制限してバイオマスプラントで発電した電力を購入しているが、四月からその制限を撤廃。五十キロワット未満でも購入する。
 一般家庭を中心に購入している太陽光では、十月から、割安料金メニュー「ドリーム8」の加入者からの購入単価を引き上げる。これまで夜間時の発電分は、一キロワット時当たり七・一五円で購入していたが、十月からは昼間時の単価である同二七・一六円に引き上げる。
 また、現在は購入の募集をしていない風力発電でも、受け入れ拡大が可能かどうか、三月中をめどに検証する。余力があれば、追加募集する構えだ。
 北電の本年度一月末現在の新エネルギーからの購入実績は、風力発電が五十三件から二十五万六千キロワット、太陽光は三千八百七十五件から一万六千キロワット、バイオガス発電は十七件から千二百キロワットとなっている。
 過去十年間では、風力・太陽光は件数で十三-三十倍、電力で四十-百五十倍に増加。バイオガスも、購入を開始した二〇〇一年から件数で十六件増、電力で千百三十キロワット増と急激に伸びている。

2008年03月11日

ささやかなエコ 

                                              2008.03.11 毎日JP

 少し前、小学1年生の長男が、図工の授業で家を作るための材料集めをした。箱などは簡単にそろえたが、苦労したのが「トイレットペーパーの芯」と「牛乳パック」。
 我が家は、牛乳は瓶で配達してもらっている。紙パックのリサイクルも大事だが、繰り返し同じ用途に使える瓶の方が環境に優しい、と思うから。トイレットペーパーは再生紙100%の芯なしタイプ。芯がないので「ゴミが出ない」が売り文句だ。こちらも、森林保護とCO2削減に「小さな手助け」をしている気になっていた。
 とはいえ、息子の勉強のためなら仕方ない。1リットルの牛乳パックを買い、長男、次男は牛乳大盤振る舞いにのどを鳴らした。トイレットペーパーの芯も、会社や知人方まで目配せして、どうにかゲット。ほっと一息したころ、再生紙偽装問題に火がついていた。
 古紙配合率を偽装していた理由の一つに、製紙業界は「古紙100%の再生紙は必ずしも環境に良くない」ことを挙げた。古紙は製造工程で化石燃料を使う。一方非再生紙は木材チップからパルプを作る際に出る樹脂成分がバイオ燃料になる。このため古紙のCO2排出量は理論上、非再生紙の2倍というのだ。原材料調達から廃棄までのトータル計算では、古紙比率が高いほどCO2排出量は少ないという計算もあるが、「エコ生活」に水を差されたようで……。
 とはいえ、今後も非再生紙より再生紙、芯ありより芯なし、紙パックより瓶、は続けていきたいと思っている。CO2排出量はともかく、資源保護にはなると思うから。そして、子供たちが本当の家を持つころには、地球温暖化や森林破壊への不安が昔話になることを願っているから。
 再生紙偽装問題は、そんなささやかな「もったいない精神」を製紙業界がもてあそんだのだ。そのことを各社は忘れないでほしい。

東京都のCO2削減対策とBCP(事業継続計画)

                                                                                           2008.03.11 BPnet

 東京都は『カーボンマイナス東京10年プロジェクト』を策定し、2020年までに温暖化ガス排出量を2000年比で25%削減する目標を掲げている。達成するためには都民全員の協力が必要だが、まずはエネルギー消費量の多い大規模事業所が削減義務を負うことになる。特にサーバを収容する「電算ビル」は際だってエネルギー消費量が多く、都も国も対策が必要な重点対象として取り組みを強める意向だ。
 「電算ビル」に対しては、事業継続計画(BCP)の観点からのアプローチが注目されている。情報システムのバックアップ体制の整備などBCPを進めるに当たって、低エネルギー化は避けて通れないのだが、逆に言えば、最初からグリーンITとBCPを一緒に考えたシステムを構築することで、一石二鳥の効果がねらえるからだ。

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2008年03月12日

エコキュートの経済効果と炭酸ガスの削減効果

                                       2008.03.12 ツカサネット新聞
(あるユーザーの実際のレポートを紹介)
未導入の前年度と比較してエコキュートが、我家の家計に年間を通じてどの程度の経済効果をもたらしたかを報告する。また、同時に炭酸ガスに換算してその削減量と削減率を算出し報告する。
※表示の表を参照
エコキュートの経済効果
【結論】
エコキュートを導入して、経済効果を示すトータル費用を比較すると年間比較では、かろうじて、エコキュート導入後にプラス2,266円となった。結局、エコキュートのローン代分(設置のための代金)が削減できたにすぎない。しかし、ローンが4年後に終わると、大幅に黒字になってくるので、それからの経済効果は期待できる。
特筆すべきは、ガスの使用率が大幅に減少していることと電気代も減少していることを考慮すれば、エコキュートは炭酸ガス削減に大いに貢献をしている。この削減でガスは約1,664kg、電気で909kg合計2,572kgの炭酸ガスを削減したことになる。
また、太陽光発電で、東京電力に売っている電力が年間30,000円ほどあるので、約510kgの削減。つまり、我家庭で年間3,082kg程度、約3トンの削減をしていることになる。3トンの削減量は130台の乗用車を1年間毎日5分間のアイドリングをやめた量に相当する。また、642戸の家庭で暖房を1時間だけ12・1・2月の3か月の間毎日切ることで削減できる量である。
炭酸ガス削減効果は大きく、削減率は44%となった。エコキュートの設置により、1家庭としては炭酸ガス削減は大きく、環境改善に貢献していると自負している。
今回の報告でエコキュートについての使用状況の報告の最後に、この一年間のメーカーとそのディラーの対応について、感想を述べる。
【感想】
(1)導入1年の間に、販売をしたディーラーの営業マンは1度の電話連絡もしてきてない。訪問もない。売りっぱなし。メーカーはディーラーに任せぱなし。
(2)ディーラーのメンテナンス担当者が、約半年後に1度、運転中の空気抜きについて、やり方を教えに来た。設置時に当然やるべき指導であって、半年後では遅すぎると思う。
(3)外気温が低い時、また、急に来客があった場合は、湯切れを何度か生じている。今では、経験から、ある程度対処できているが、設置時にそのような説明は皆無であった。
(4)メーカーのディーラーに対する指導が徹底してない印象がぬぐえない。
従って、会社に対して対応という点では不満足であるが、製品はほぼ満足に使用できている。という感想である。

2008年03月13日

ツバル:首相「ぜひ栃木訪れたい」 首都で単独会見 教育支援、高く評価 /栃木

2008.03.13 毎日新聞
 南太平洋の島国ツバルの環境対策や日本、栃木県との交流の今後について、首都フナフティでこのほど、アピサイ・イエレミア首相(52)に聞いた。【聞き手・竹之内満】
 ――まず、スクールバスを寄贈した宇都宮、栃木の人々にメッセージを。
 ◆非常に感謝している。もちろん、日本政府の関係者にもだ。子供への教育は、私が最も気に掛けている問題だ。嵐や大雨の中でさえ、徒歩で通わざるを得ないフナフティの子供にとり、バスで安全に通学できることは大変、意義あることだ。できれば、すべての島に導入したいくらいだ(笑い)。
 ――栃木訪問の可能性はありますか。
 ◆できるなら、ぜひとも訪れたいと思っている。7月の北海道洞爺湖サミット前後にチャンスがあれば、と思っている。
 ――日本との交流をどう評価しますか。
 ◆日本はとても良い支援をしてくれている。ツバルの真なる発展を考えてくれているという意味で、インフラ面での整備には特に感謝している。我々が必要としているのは、インフラの中でも、経済発展の鍵を握る、港湾や空港の整備だ。観光客や魚介類の輸出を増やすためには、もっと大きな港、空港が必要なのだが、それは緊急を要するプロジェクトでもある。日本は迅速に対応してくれていると思う。
 ――今、日本に望むことは。
 ◆日本には現在、空港整備への支援をお願いしている。既に、実現可能性(FS)調査を日本外務省、国際協力機構(JICA)にお願いした。昨年12月に訪日した際、福田康夫首相とお会いし、橋渡しをしていただいたのだ。具体的には、現在の空港を拡張するほか、国内便として水上飛行機などの導入も念頭に置いている。
 ――福田首相との会談で、今年7月の洞爺湖サミット招待を求めたと聞いている。見通しは?
 ◆確かに、G8サミットへの招待をお願いして来た。私は招待されることを、とても期待している。ぜひとも地球温暖化問題について、重要国の首脳に訴えたい。
 ――温暖化問題についてどんな訴えを。
 ◆ツバルにとり、洪水や出水が最大の問題だ。それは、被害予測が困難というやっかいさがあるからだ。
 ツバルをサイクロンが襲うかもしれない。農地が大波の被害を受けるかもしれない。ご承知の通り、塩水による水浸し被害がさらに悪化するかもしれない。ツバルのラグーン(環礁)側は常に、地下に水をたたえている。ところが、塩水が陸地を襲うようになり、出水にも塩分が混ざっている。農地の塩害はより深刻化している。
 対策は、豪州やEU(欧州連合)、日本にも考えていただいているが、農業プロジェクト一つをとっても、何万ドルという費用がかかるだろう。
 ――そして、ツバル国民の海外移住が進んでいる。
 ◆確かに、ニュージーランドの受け入れだけでも、昨年1年間で計10家族が移住している。逆に、国外からツバルに戻るのは9家族程度。人口は減少していると言える。
 海面上昇や温暖化にどう対応するか。資金面で問題はあるが、国の発展のために最善を尽くすと、私は説明している。ただ、新天地を求め、ニュージーランドや豪州に移住するのは、ツバル国民にとっての自由でもある。私が言えるのは、残った者は、頑張って海面上昇に対応するしかない、ということ。環境問題について、真摯(しんし)に説明していきたい。

2008年03月14日

CO2埋設、年60カ所必要 IEA報告書案

                                            2008年3月14日 中日新聞

 2050年までに世界の二酸化炭素(CO2)排出量を半減させるには、10年以降CO2の地中貯留施設を毎年約60カ所建設するほか、太陽電池パネルを毎年175平方キロメートル製造するなど、エネルギー利用の革命的な転換が必要とする国際エネルギー機関(IEA)の報告書案が14日、明らかになった。
 IEAはこのほか、100万キロワット級原発を毎年26基、4000キロワット級の風力発電機を1万7500基建設する必要があると指摘。エネルギー技術への投資拡大を促した。
 千葉市で14日から始まる「地球環境に関するG20会合」で議論、7月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)に提出する。
 IEAは早急に取り組める課題として、省エネ機器導入の加速を勧告。老朽化して効率の悪い石炭火力発電施設を最新のものに置き換えることで、日本の年間排出量を上回る17億トン以上のCO2削減ができるとした。

2008年03月15日

環境川柳:アーケードに掲げる--小倉北・京町商店街 /福岡

                                                   2008.03.15 毎日JP

 マイ箸(はし)が守ってくれる森とぼく
      鳩(はと)ぽっぽ
 お金より地球残してやらなくちゃ
      きみどり
 エンジンを切れば聞こえる波の音
        お鶴(つう)
 小倉北区の京町商店街アーケードに掲げられ、通行客に親しまれている「京町ザ・センリュウ」に12日、環境問題をテーマにした作品のパネルが飾り付けられた。「環境に優しい商店街」を目指し、初めて環境を統一テーマに選んだ。
 作品は、5年前のスタート時から作品を寄せている川柳句会「セブンティーン」主宰者のお鶴さん(ペンネーム)が選んだ。パネル張りされた23点は、思わずニヤリとさせられたり、考えさせられる作品がそろった。
 京町銀店街協同組合の辻利之理事長は「環境に関連して、私たちができることからやっていこうと理事会で決まり、環境問題を川柳のテーマにした。今後は、清掃活動にも取り組みたい」と話している。

CO2埋設、年60カ所必要 IEA報告書案

                                                2008.03.15 中日新聞

 2050年までに世界の二酸化炭素(CO2)排出量を半減させるには、10年以降CO2の地中貯留施設を毎年約60カ所建設するほか、太陽電池パネルを毎年175平方キロメートル製造するなど、エネルギー利用の革命的な転換が必要とする国際エネルギー機関(IEA)の報告書案が14日、明らかになった。
 IEAはこのほか、100万キロワット級原発を毎年26基、4000キロワット級の風力発電機を1万7500基建設する必要があると指摘。エネルギー技術への投資拡大を促した。
 千葉市で14日から始まる「地球環境に関するG20会合」で議論、7月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)に提出する。
 IEAは早急に取り組める課題として、省エネ機器導入の加速を勧告。老朽化して効率の悪い石炭火力発電施設を最新のものに置き換えることで、日本の年間排出量を上回る17億トン以上のCO2削減ができるとした。

森林荒廃/環境税導入で止めよう

                                                                                           2008.03.15 農NET
 森林整備のために、県版環境税ともいえる独自の課税を制度化する県が増えている。4月には実施する県が、6割を超える見通しだ。地球温暖化に関する世論調査でも、環境税導入に賛成が、反対を上回るなど世論の理解も増している。国としても環境税を導入する時期にきている。
 山村は危機に瀕(ひん)している。新築の家であっても、住人がいない、あるいは高齢者が独りで住む集落は多い。農地だけでなく、森林も荒れている。杉などの人工林は、間伐が不十分だと暗くて下草が生えず、大雨で土が流亡、大きな崖崩れも起きる。
 地主は高齢化、また子どもが都会に出て不在村地主が多くなった。国産材の安値もあって、手入れが行き届いていない。全国の森林面積2500万ヘクタールの内、不在村地主が所有する山林は、327万ヘクタールもある。間伐しなければならない面積は、930万ヘクタールにもなるという。
 こうした状況の中、地球温暖化対策もあって、林野庁は、荒廃森林の整備に力を入れている。各県も国任せではなく、独自課税による制度を作り、整備に乗り出している。荒れた上流の森を、下流の住民も一緒に守ろうという理念で始まった。水源税と言われた時代もあった。地方分権の関連で、2000年度に課税自主権制度ができ、一気に実現した。
 03年に森林環境税を導入した高知県が第一号で、林野庁の調べによると、これまでに独自の上乗せ税を導入した県は23。4月から導入を決定した県は6、合計29県ある。埼玉県も上乗せではないが、4月から自動車税の1.5%を目的税的に措置し、彩の国みどりの基金を造成、森林整備や都市緑化事業を実施する。
 課税金額は、1人300~1000円で、500円が多い。事業規模は、神奈川35億円、兵庫23億円、埼玉14億円、福島11億円などが大きく、全体では150億円を超える。森林組合に補助し、地主の負担なしに、間伐を実施している県が多い。埼玉のように水源林を全額県の費用で、土壌流亡が少ない針広混交林に整備する例もある。
 山村の現状を考えると、施策はまだ十分とはいえない。もっと、国としても施策を充実させる必要がある。そうした費用に充てるために、環境省と農水省は、04年から毎年、環境税の創設を要望している。しかし、政府税制調査会も自民党・公明党も、「総合的に検討する」とし、先送りしている。
 6割以上の県で独自の制度を実施している実態を、政府・与党は直視すべきである。昨年8月に内閣府が実施した地球温暖化対策に関する世論調査では、環境税導入に「賛成」(どちらかというと賛成も含む)が40%、「反対」(どちらかというと反対も含む)が32%で、賛成が反対を上回った。環境税創設の時期は熟しつつある。

2008年03月16日

防げ温暖化、熱い自治体

                                                                                           2008.03.16 asahi.com
地球温暖化対策に乗り出す機運が、自治体でも高まっている。朝日新聞社の全国自治体調査によると、国もためらうような野心的な削減目標を掲げる例が出てきた。温暖化で受ける農作物などへの悪影響をどう回避するかにも関心が向きつつある。

温暖化 各地の取り組み

■町内会も論議

 7月に北海道洞爺湖サミットが開催される北海道。3月初旬にあった道議会の代表質問では、道が導入を目指している森林環境税に質問が相次いだ。高橋はるみ知事は「近いうちに具体的な形にする」と力を込めた。

 道の審議会は今年に入り、「サミット開催地として温暖化防止への貢献が必要」と森林保全の費用を税として徴収する制度を提言した。総務省によると、この数年で全国23自治体に広がり、さらに6県が新年度からの施行を決めている。
 国内の森林面積の4分の1を抱える北海道から新たな取り組みをアピールしたい。そんな意識が高まり、近く道は「環境宣言」も打ち出す。
 兵庫県議会では2月下旬、08年度予算案の提案説明で、井戸敏三知事が県独自の排出量取引制度の導入を検討することを明らかにした。
 各企業の二酸化炭素CO2排出枠を国などが配分する「キャップ・アンド・トレード方式」とは異なり、自主的な目標に基づく「ひょうご方式」で過不足分を取引する。条例で排出抑制計画の作成を義務づけた約630社と中小企業約2200社を参加させる予定だ。県の環境管理局は「産業界の抵抗で導入できていない国とは違うやり方」と自信を見せる。
 広島市は、町内会単位で参加する市内限定の排出量取引まで論議。市の担当者は「今年は行動元年だ」と鼻息が荒い。
 温暖化問題への関心の高まりを受けて、全国の自治体の新年度事業には温暖化関連が目白押し。小回りがきかない国政の不足分を強化しようという積極姿勢も目立つ。
 住宅用太陽光発電設備の設置台数で日本一の愛知県。国が補助を打ち切った太陽光発電設備の普及に力を入れる。住民に補助をする市町村への資金協力に加え、新年度からは家庭での発電分を県が「グリーン電力」として買い上げる施策に乗り出す。「太陽光の普及はまだ不十分。日照時間の長い地域の特性を生かしたい」
■壁
 ただ、地方が温暖化対策を進めるには、数々の障害がある。
 「地域経済が不況に苦しむ中、環境より、まず経済というのが現状」。岩手県の担当者は、地方の雰囲気をこう表す。県内の排出量削減のためには中小企業からの排出量を抑えることが課題だが「言い出しにくい」という。2月に戦略を発表して対策に積極的な川崎市も、「産業部門での削減を進めたいが、規制を強めすぎて誘致企業が出て行ってしまったらどうするか」と頭を悩ませる。
 国と地方で役割分担が不明確との不満も多い。
 青森県の担当者は、CO2削減の啓発運動など同じ趣旨なのに、国と地方で名前を変えてばらばらに展開する例があるといい、非効率さを指摘する。「もっと効率的に予算を使えないものか」
 兵庫県加古川市には、市内の企業から「国からも県からも二重に温暖化対策の報告を求められ、負担になっている」との苦情が届いている。同市は推進計画をつくっていないが、地元企業に重ねての負担を頼みにくいという。
 国と地方で連携がうまくいかない現状を受けて全国知事会は、互いの役割を明確にするよう提言する準備を進めている。専門部会事務局を務める茨城県は「国と地方が企画段階から意見交換して効率的に事業を進めないと、対策は効果を上げられない」と話した。
■逆転の発想
 調査では、もはや避けられなくなった温暖化とどう付き合うか、取り組みが始まろうとしている様子も目立った。
 宮崎県は新年度、地球温暖化地域農水産業研究センター(仮称)を設置する。温暖化で台風の襲来時期がずれたり大型化が予想されたりした際の農水産業へのダメージを心配し、例えば、台風で養殖いけすが破壊されないように事前に海中に沈めて被害を避けるといった実証事業を進める。
 温暖化を逆手に取った発想も生まれている。気温上昇で、マンゴーや観賞用パイナップルなど南国の作物を関東地方でも栽培できるようになるかもしれない。埼玉県は4月から、作物の導入可能性や栽培条件などを3年かけて研究する予定だ。
 調査対象の半数以上の77自治体が、農業分野での温暖化への適応を今後の課題と答えた。コメ、ミカン、リンゴなど、すでに各地で温暖化によるとみられる品質低下が起きている。こうした影響を和らげるため、新品種の開発や栽培方法の改良に手をつける自治体が相次ぐ。
 豪雨や水害、海面上昇による高潮被害などに備えた基盤整備が必要と答えたところは全体の6割近くの84自治体。昨夏の記録的猛暑もあり、大都市部を中心に、ヒートアイランド対策を進める動きも広がる。
 観光分野での対応の必要性を唱える自治体も16に及んだ。長野市は、市営スキー場3カ所のうち特に暖冬や少雪の影響を受けやすいとみられる南向き斜面にあるスキー場の規模を来季から半分にする方針を決めている。逆に高知県や鹿児島市など南国では、ダイバーに人気の高いサンゴ礁の白化現象を懸念する声が多かった。

大リーグだってリサイクル…環境保護へ取り組み

                                            2008.03.16 産経ニュース

 【ワシントン=USA TODAY(ホルゲル・オルティス)】米国の野球場で飲むビールの容器が樹脂製カップではなく、生分解性のコーンスターチでできたカップになるかもしれない。米大リーグ(MLB)機構は天然資源保護協議会(NRDC)と協力して、球団に環境保護対策を呼びかけていくという。
 ジョン・マクヘールMLB機構管理部長は「各球団にはガイドラインを示すだけで、義務づけるものではない」というが、すでに環境対策を実施している球団もあり、全球団に広がるのは間違いない。
 シアトル・マリナーズは昨年から生ゴミを堆肥(たいひ)にする試みを始めている。100トンのゴミを堆肥にすることで、収入にもなり、ゴミの埋め立て費が節約できたという。
 ピッツバーグ・パイレーツは年間76万本に達するビンや缶のリサイクルをファンに呼びかけるキャンペーンを始めた。
 クリーブランド・インディアンズは1994年からリサイクル活動を行っており、昨年からは42個の太陽光発電パネルを設置して400台のテレビモニターの電源として利用している。近く、風力発電機も設置する計画だという。
 マクヘール部長は「球団の環境意識を高めてもらうのが最大の目的。各球団の事情にあわせ、環境対策を進めていってほしいす」と話している。

色素増感太陽電池:2層型を開発--産総研

                                            2008.03.16 毎日JP

 可視光と赤外光を効率よく吸収する2層型の色素増感太陽電池を、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)が開発した。従来の変換効率を0.5%上回る世界最高の11%を実現。2層型電池に最適な色素の開発などで、変換効率を大幅に向上できるとしている。
 色素増感太陽電池は、光を受けた色素から電子が放出される現象を利用して、太陽光を電気エネルギーに変換させる電池。シリコンを使った太陽電池に比べ、素材が安く大幅なコストダウンが期待される。色素を変えれば色も自由で、基板もプラスチックフィルムに変えることで形態を自由に変えられる。しかし、変換効率がシリコン型(20~25%)に比べて低い短所がある。
 産総研の太陽光エネルギー変換グループは、波長の短い光を使って高い電圧を発生する電池を上部に、波長の長い光で電圧は小さいが大きな電流を発生する電池を下部に配置、太陽エネルギーを効果的に電気に換えることに成功した。
 杉原秀樹グループ長は「2、3年後には、実用化する企業も出てくると思う。ステンドグラスやインテリアにも応用できる」と話した。

CO2排出しない会合に 環境省、G20で取り組み

                                             2008.03.14 東京新聞
環境省は14日、地球環境に関する閣僚級会合(G20)で、使い捨ての皿やはし、おしぼりを使わず、移動に燃料電池車を使用するなど、二酸化炭素(CO2)の排出を減らし環境に配慮した取り組みをすると発表した。
 同省は、会合を通常通り行うと3日間の期間中、一般家庭約9500世帯分に相当する約430トンの温室効果ガスが排出されると試算。削減を目指す一方、排出された分を、自然エネルギー事業に投資するなどして相殺する「カーボンオフセット」を実施する。「できる限りCO2を排出せずに運営し、オフセットが定着する先例にもしたい」としている。
 同省によると、成田空港から会場の千葉市の幕張まで約38キロをガソリン車で移動すると1台当たり約7キロのCO2を排出するが、水素を燃料とする燃料電池車では排出がゼロになるという。
 ほかに会議場やホテルの暖房は20度を超えない設定とし、こまめな消灯も心掛ける。食事は地元の食材を使い、輸送にかかるエネルギーを削減する。

国際会議で出したCO2分、埋め合わせします 政府初

                                                                                 2008.03.16 asahi.com

 環境省は、14日から千葉市で始まった「気候変動・クリーンエネルギー及び持続可能な開発に関する閣僚級対話」(G20)の会議に伴い排出する温室効果ガスについて、別の対策で生み出した削減・吸収量で相殺する「カーボンオフセット」を採用すると発表した。政府の会議としては初めての採用となる。排出量は、一般家庭約1万世帯の3日分に相当する431トン(二酸化炭素換算)になるという。
 G20は、7月の北海道洞爺湖サミットに向けた最初の国際会議で、主要先進国を含めた20カ国と関係国際機関の代表や職員ら100人以上が出席する。排出量の約8割は出席者来日のための航空機からの分で、残りは会場運営などに必要なエネルギー使用分。政府はこの排出分について、風力・太陽光発電の導入や海外からの排出枠購入などで相殺することを検討する。国際相場からすると、相殺費用は百数十万円とみられる。

2008年03月17日

「グリーン電力基金」に寄付 東北電力が4000万円

                                    2008.03.17 フジサンケイ ビジネスアイ
 東北電力は、東北産業活性化センターが管理する「東北グリーン電力基金」に4000万円を寄付する。寄付金は太陽光発電と風力発電設備の設置を希望する事業者への助成金として使われる。
 同社は同基金が設立された2000年度から寄付活動を続けており、今回で寄付金総額は5億4000万円となる。同基金への支援を通じ環境負荷の少ないクリーンエネルギーの普及につなげ、二酸化炭素(CO2)の排出量を削減するのが狙い。

ストップ「ヒートアイランド現象」 東京都が緑化計画に本腰

                                         2008.03.17 JCASTニュース
海の森  

東京港の玄関口にできる予定の「海の森」は東京ドーム19個分に相当する。
 東京都のヒートアイランド現象が進んでいる。東京都の平均気温は過去100年で3.0度上昇し、他の大都市の平均上昇気温2.5度、中核都市の平均上昇気温の1.0度に比べると、その上昇幅は大きい。こうした「異常に暑い東京」を冷やすため、東京都は緑化スポットを数多く設ける一大緑化計画を打ち出している。小・中学校の校庭の芝生化や、ビルの屋上や壁面などの「すきま緑化」などで、その推進力として都民に「緑の東京募金」への協力を呼びかけていく。
■07年は真夏日が55日にのぼる
 東京都は2007年6月から「緑の東京10年プロジェクト」をスタートした。東京のヒートアイランド現象を改善するための、一大緑化計画だ。東京都の平均気温は、過去100年で3.0度上昇した。最高気温が30度を超える真夏日の日数をみても2000年以降の平均は54日。06年は38日だったが、07年は55日が真夏日だった。1990年代に入ってからは35度以上の日数も増えた。熱帯夜の日数も03年は年17日だったが、04年には41日、05年が年31日と増えている。熱中症で倒れる人も増えていて、健康への影響は無視できない。
 環境省の「ヒートアイランド現象の実態解析と対策のあり方」の東京地域の高温域分布図で、1981年と1999年を比べてみると一目瞭然。99年の東京都心部は「真っ赤」だ。これから、東京の気温上昇がたんに地球温暖化の影響ばかりではないことがわかる。
 ヒートアイランド現象の原因は、緑地や水面、農地の減少による蒸散効果の減少、アスファルトやコンクリートなどの舗装面や建築物が増えたことによる熱の吸収蓄熱の増大、オフィスや住宅、自動車からの排熱などがあげられる。こうしたヒートアイランド対策に有効とされるのは、なんといっても「緑化事業」の推進だ。
■「緑の東京募金」は緑化プロジェクト推進の「原動力」
 プロジェクトは、(1)東京港の玄関口に新たに設ける、東京ドームの約19倍の公園「海の森」を整備する(2)10年間で街路樹を100万本に倍増(3)都市公園を300ヘクタール以上、海上公園を110ヘクタール新たに開園する(4)水辺の緑化率を90%以上、水辺の緑化面積130ヘクタールを整備する(5)小・中学校や都立学校、幼稚園などで300ヘクタールの校庭を芝生化する(6)ビルの屋上や壁面、鉄道の敷地、駐車場の「すきま緑化」など都市空間の緑化で400ヘクタールを確保する――を目標にしている。
 「緑の東京募金」はさまざまな緑化プロジェクト推進の「原動力」になる、という位置づけだ。校庭の芝生化も植樹による緑化も資金がなくては進まない。募金は08年3月7日時点で、7812万3974円に達した。しかし、8億円(2010年まで)の目標額に対して、まだ10%にも満たない。
 このため、一人でも多くに参加してもらおうと、東京都は「功労者」に感謝状を贈呈。また先に開かれた東京マラソンでは東京ビッグサイトに「緑の東京募金」ブースを設けて募金を呼びかけたほか、ランナーには完走記念グッズとして「緑の靴ひも」をプレゼント。PRに力を入れはじめた。
 3月26日には「緑のバスツアー」を実施する。東京駅から「海の森」整備予定地を経て、内堀通りの街路樹の緑を愛で、芝生化された校庭を見学に中野区の小学校を訪ねる。参加者には「緑の東京募金」に協力してもらうとともに、バスツアーの実施に伴って排出される二酸化炭素(CO2)を、オフセット(相殺)する取り組みにも参加してもらう。

環境G20が閉幕、排出削減目標で一致せず

                                                                                   2008.03.17 AFP BB NEWS
千葉県で開催された温室効果ガス主要排出国による「地球環境に関する閣僚級会合」は16日、京都議定書以降の枠組み作りに協力して取り組む点で合意したが、果たすべき責任に関し先進国と途上国間で主張が分かれたまま閉幕した。
 世界全体の温室効果ガス排出の合わせて80%を占める主要20か国の代表らは、2012年に期限の切れる京都議定書後の取り組みに関し、先進国と途上国の主張の差を埋めようと試みた。
 共同議長を務めた鴨下一郎環境相は、2013年以降の次期枠組み交渉は各国で共有しながらも、責任は異なるという方針で一致したと発表した。また、先進国、新興国、途上国間に異なる立場があることが鮮明化されたと語った。
 発展途上国側は温室効果ガスの削減目標において、先進国と同じ目標を要求されることは不当だと主張している。また先進国内でも合意の不一致がある。米国は途上国に何の要求も課さないのは不公平だとして、2012年に期限の切れる京都議定書を批准していない。
 日本は今回の会合で、産業別にエネルギー効率目標を定める「セクター別アプローチ」を提案したが、途上国が疑義を呈した。鴨下氏は日本の提案について、各国に課す排出ガス削減目標とは違った新しい構想を示すもので意味があると擁護した。
「セクター別アプローチ」に特に難色を示したのは南アフリカで、出席したマルティナス・ファンスカークバイク環境・観光相は「先進国と途上国がセクター別アプローチでも意見が分かれるのは明らかだ」と批判した。しかし、同相は同時に同会合で、途上国側の懸念に焦点が当たった部分もあったと評価した。「行動が緊急を要するものであることは南アフリカも理解している。途上国として気候レジームにおけるわれわれの役割分担を負う準備はできている」と語った。
 7月に北海道洞爺湖で開催される主要国首脳会議(G8サミット)の議長国を務める日本は、国連の支持を受けている年末までのポスト京都議定書の作成について同サミットで進展をもたらしたいとしている。
 前年のドイツG8サミットで先進国側は、2050年までに温暖化ガス排出量を半減させることを「真剣に検討する」との合意に至ったが、拘束力のある取り組みはなく、また削減の基準年をいつと定めるかあいまいなままだ。

2008年03月18日

プロ野球:環境対策発表…試合時間短縮で温暖化防止に協力

                                            2008.03.18 毎日JP
日本プロ野球組織(NPB)は17日、今季から新たに環境問題に取り組むとして、具体的な計画をまとめた「NPB2008 グリーンベースボールプロジェクト」を発表した。「野球の力で温暖化ストップ」をキャッチフレーズに、試合時間短縮による二酸化炭素(CO2)排出量の削減や啓発活動を行う。
 試合時間の短縮は、京都議定書で定められた日本の削減目標値と同じ6%を目指す。照明などの電力消費量を1シーズン(総試合数864試合)で約37万6000キロワット時、CO2換算で約209トンを削減する。過去10年間の平均時間3時間18分に対し、12分短くなる。
 球場にタイマーを掲示し、選手交代や投球間隔のスピードアップを促す。既に一部のオープン戦で実施され、効果があったという。また「スピードアップ11カ条」を定め選手のロッカーなどに張り出すほか、ラジオや球場内の映像に環境メッセージを流す。達成できなかった場合は、NPBとしてCO2排出量を購入することも検討する。
 東京都内のホテルで行われた記者会見にはヤクルトの高田繁監督、ロッテのバレンタイン監督、高橋尚成投手(巨人)、藤川球児投手(阪神)らが出席。ゲストとして同席した鴨下一郎環境相は「プロ野球が率先して環境問題に取り組んでもらえたのはうれしい。実現できるように、最大限の努力をしてほしい」と語った。

「暫定税率を環境税に」 自民・中川元幹事長

                                         2008.03.18 産経ニュース
 自民党の中川秀直元幹事長は17日夜、都内で開かれたシンポジウムで、道路特定財源となっている揮発油(ガソリン)税の暫定税率について「環境税という視点で合意形成ができるはずだ。民主党もマニフェス政権公約で取り上げている。(ガソリン価格を)25円下げてCO2排出量を増やすのは許されない」と述べ、環境税への切り替えによる一般財源化に期待感を表明した。

2008年03月19日

温室効果ガス 20年度最大4%削減

                                                                                          2008.03.19 asahi.com

 経済産業省がまとめた「長期エネルギー需給見通し」の原案が18日、明らかになった。将来の温室効果ガスの総排出量と社会的負担を今回初めて試算。企業や家庭が最先端の省エネ技術や機器を導入した「最大導入ケース」で2020年度のガス排出量が90年度比4%減になると算定した。ただ、必要な企業や家庭の負担が12年間で計約52兆円になると見積もった。

エネルギー期限CO2排出量見通し

CO2排出量の変化

  見通しの改定は約3年ぶり。19日の総合資源エネルギー調査会(経産相の諮問機関)の需給部会で示す。化石燃料を使うときに出る「エネルギー起源二酸化炭素(CO2)」の見通しを試算したうえで、メタンなど他の5種のガスも加えた国全体の温室効果ガスの「総排出量」をはじき出した。福田首相が1月のダボス演説で表明した、国別の「総量目標」を議論する際の土台になる。
 総排出量は、京都議定書で認められた森林吸収分(3.8%減)が維持されるとすれば、05年度比では20年度に14%減となり、欧州連合が掲げた削減目標(05年度比では14%減相当)と同水準になるという。ただ、国内総生産(GDP)の1%程度の負担が家庭や企業などに毎年生じる計算で、京都議定書に続く次期枠組み(ポスト京都)に向け、費用負担のあり方が問われそうだ。
見通しは、総排出量のほぼ9割を占めるエネルギー起源CO2について、(1)05年水準の省エネ機器を買い続ける「現状固定ケース」(2)これまでと同様の省エネを前提とする「努力継続ケース」(3)最先端の機器を価格を問わずに導入する「最大導入ケース」――の三つのシナリオにまとめた。
 「最大ケース」では20年度で90年度比3.1%減、30年度で同15.3%減まで下がると試算。ただその場合、例えば家庭では20年度に新車販売の「2台に1台」が次世代自動車になり、新築住宅の7割に太陽光パネルが導入されるなど計26.7兆円の負担が発生。企業でも、ネットワーク機器の約98%が省エネ型になるなど計25.6兆円の負担が必要としている。
 一方、「現状ケース」ではエネルギー起源CO2は増え続け、20年度で90年度比20.4%増、30年度で同27.3%増になる。「努力ケース」でも、20年度で同8%増、30年度で同6.9%増になるという。

2008年03月22日

エコポイント:環境省、13モデル事業を初選定

                                                   2008.03.22  毎日jp

 環境に配慮した消費行動に特典を与えるエコポイント制度の普及に環境省が乗り出した。21日には新年度から始まる13モデル事業を初めて選定した。システムの開発費などに計3億5000万円を補助する。日本では京都議定書による温室効果ガス削減の約束期間が4月1日に始まるが、同省は家庭で取り組みを進める「切り札にしたい」と話している。
 モデル事業に選定されたのは全国型4件、地域型9件。
 全国型は、信販会社やオンライン事業者が事業主体となり、省エネ家電購入やレジ袋辞退などの行動に、値引きに使えるポイントを付与する方式が多い。
 ジェーシービーは三菱電機や家電量販店のコジマなどに加え、私鉄とも連携。エコポイントを温暖化対策事業への寄付や運賃としても使えるようにする。
 レンタルビデオチェーン大手「TSUTAYA」を中心としたグループは、レジ袋の辞退などに応じてカード会員にポイントを提供する。コンビニの「ファミリーマート」や古本販売の「ブックオフ」なども加盟する。
 地域型は、東京マイコープが組合員から報告を受けた電気・ガスの使用削減量に応じてポイントを提供するなど、家庭での取り組みが主な対象だ。
 ひょうご環境創造協会は兵庫県内の商店街などと共同で、地元産農産物の購入や「マイはし」持参などにもポイントを与える。地元の美術館などの割引にも使えるなど、地域ならではの運用を目指す。

 ◇選定されたエコポイントの事業主体と対象行為(かっこ内は主な地域)
 《全国型》
 ジェーシービー=省エネ家電や中古品の購入など▽電通=二酸化炭素排出の相殺費用を上乗せした商品の購入▽Tカード&マーケティング=TSUTAYAでのレジ袋辞退など▽NTTレゾナント=省エネ家電のオンライン購入
 《地域型》
 藤崎事務所(千葉県柏市)=家庭の電気・ガス・水道の使用削減
▽北海道環境財団(北海道)=温暖化対策貢献商品・サービスの購入
▽ひょうご環境創造協会(兵庫県)=温暖化対策貢献商品・サービスの購入
▽高田馬場西商店街振興組合(東京都)=使用済みレジ袋とマイはしの持参
▽京都地球温暖化防止府民会議(京都府)=家庭の電気、ガスの使用削減など▽生活協同組合東京マイコープ(東京都)=家庭の電気、ガスの使用削減
▽ふらの市民環境会議(北海道)=エコ商品の利用やレジ袋辞退など
▽NPOカーボンシンク(滋賀県)=家庭での省エネ診断・省エネ機器への買い替え
▽きょうと情報カードシステム(京都府)=時間帯指定による宅配便の1回目の受領

世界環境保全に一役――「地球地図」2008年完成へシンポ

                                         2008.03.22 日経Eecolomy

 国土交通省は3月26日、世界環境保全に役立つことが期待される「地球地図」についてのシンポジウムを都内で開催する。地球地図は2008年内に第1版完成を目指し作業が進んでおり、地球温暖化対策が主なテーマとなる北海道洞爺湖サミットを前に、国交省は地球地図を広くアピールする狙いだ。
 地球地図は植生、水系、人口集中域といった8種類の地理情報を世界共通フォーマットで縮尺100万分の1にデジタル表示するもので、時系列データを蓄積することで、地球の環境変化の様子を把握できるのが特徴。地球全体の森林マップといった具体的活用法が期待できる。
1992年に当時の建設省が、ブラジル・リオデジャネイロで開催された「地球サミット」の際、世界各国に地球地図の必要性を呼びかけたのがきっかけとなり開発がスタート。2008年3月現在、179国・地域が参加、年内に第1版が完成する予定だ。
 26日に時事通信ホール(東京・中央)で開かれるシンポでは、月尾嘉男・東大名誉教授が「地球地図で観る地球環境」を演題に基調講演するほか、ノンフィクション・ライターの山根一眞氏、よこはま動物園ズーラシアの増井光子園長、タレントの真鍋かをりさんらによるパネルディスカッションも予定されている。

2008年03月23日

CO2排出、環境投資で穴埋め…カーボンオフセットに基準

                                                                               2008.03.23 YOMIURI ONLINE
生活や事業活動の中で排出される二酸化炭素(CO2)を、植林などCO2削減事業に投資することで埋め合わせる「カーボンオフセット」についての基準作りに、環境省が乗り出す。
 カーボンオフセットは国内では始まったばかりで、健全な発展のために、内容についての明確な基準や、第三者によるチェックが欠かせないため。識者や事業関係者による検討会が今月発足し、年内に結論をまとめる予定。
 英国では、オフセットの資金が実際にはその目的に使われていなかったなどの事例も起こっている。チェック体制が未整備なためで、オフセットの信頼性を保つため、環境省では、CO2の削減・吸収が〈1〉正確に算定される〈2〉確実に行われる〈3〉重複してカウントされない――などの条件が必要との指針をまとめている。
 検討会では、海外の実例や、国内で行われている風力や太陽光発電の購入を示すグリーン電力証書や環境省の自主参加型排出量取引制度などをもとに、具体的な制度の検討を進める。

栃木市 A様邸

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平成19年11月から太陽光発電所+オール電化でエコロジー生活がスタートしました。
発電容量 : 3.24kW (ECONOROOTS)瓦屋根に設置されています。

運用直後、電気が見える“エコノナビットⅱ”に予想外のトラブルが発生(当社のスタッフブログでも
そのエピソードを紹介してます)しましたが、トラブル解消後は安心操業、一生懸命働いています。

2008年03月24日

太陽光発電第1期、600kwで運用開始 山梨・北杜

                                        2008.03.24 産経ニュース

 山梨県北杜市で計画されている太陽光発電研究施設の第1期工事が完成し、23日、運用開始を祝う式典が行われた。1期分、一般家庭約180軒分にあたる600キロワットについて研究をスタート。平成21年度には一般家庭約570軒分に相当する2メガワット級の実験を行う。
 実験は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構から北杜市とNTTファシリティーズ(東京都)が共同で委託を受けて実施。同様の実験が行われいている北海道稚内市と連携しながら、太陽光発電を電力系統へ安定供給するための研究を行う。施設は3期に分けて整備され、1期分の太陽光発電パネルは、9カ国26種類約4200枚。太陽光を追いかける「集光追尾式」は国内初設置となる。

積水ハウス、ミサワホーム 次世代型住宅相次ぐ “CO2オフ”普及狙う

                                     2008.03.24 FujiSankei Business
大手住宅メーカーが日常生活での二酸化炭素(CO2)の排出を極力少なくする住宅の開発に力を入れている。CO2の排出削減に迫られるなか、日本の場合、家庭部門の排出量は逆に増え続けているのが実情。こうした最新設備・技術を駆使した次世代型住宅の普及がカギを握ることになりそうだ。
 積水ハウスは4月3日から、住宅の高度な省エネ技術により、生活に伴い排出されるCO2を、太陽光と燃料電池発電によって差し引きほぼゼロにする「CO2オフ住宅」の販売を開始する。
 この住宅は高断熱・高気密仕様であるのをはじめ、LED(発光ダイオード)照明や高効率エアコンなどエネルギー効率の高い設備を使い、住宅全体の省エネ性能を高めた。一般的な住宅に比べ電力消費を約3割削減することができる。
 生活に必要な電力は、燃料電池と太陽光発電システムで発電し、余剰分は売電をする仕組み。積水ハウスではこうした省エネと自家発によって、“CO2オフ”の暮らしができる住宅として提案していく。
 一方、ミサワホームも同様に年間のエネルギー消費と発電の収支をゼロにする「ゼロ・エネルギー住宅」を実用化しているが、この次世代タイプを開発し、北海道旭川市に試行棟を完成させた。生活に必要なエネルギーに加え、建設時に消費するエネルギーも回収できるのが特徴だ。
 次世代ゼロ・エネルギー住宅は、昨年10月に発売した「SMART STYLE O」がベースになっている。同住宅も断熱性や気密性などに工夫し、消費エネルギーを最小限に抑える工夫をしている。
 一方で、屋根全面に載せた太陽電池(9・5キロワット)で発電するうえ、空気熱や排熱のエネルギーも利用することで、実質のエネルギー収支がゼロ以下になるという。
 発電量が消費エネルギー量を上回ることで、住宅を建設した際に発生したCO2も回収できる可能性がある。これを寒冷地の旭川市で検証する。
 同住宅には実際に顧客に入居してもらう予定。遠隔通信システムによって、通常の生活で消費されるエネルギーと発電などのデータを収集する。

CO2を出すのは悪いこと

                                             2008.03.24  東洋経済
(末吉竹二郎) 国連環境計画・金融イニシアチブ(UNEP・FI)特別顧問。
           日本カーボンオフセット代表理事。
●CO2本位制」がビジネスシーンを変える
 「CO2(二酸化炭素)を出すのは悪いことだ。減らすのは良いことだ」。
 地球温暖化が危機的な状況に向かう中で、新しい価値観が生まれました。この明瞭かつ単純な座標軸が地球社会のあらゆる場所で、そして全ての局面で適用されることになります。21世紀の人々の生き方、そして当然にビジネスのあり方を根本から変えていきます。
 CO2を増やすことは悪いことですから、そんな企業は消費者から嫌われ、資本市場からも敬遠されます。一方、CO2削減に取り組む企業は歓迎されます。言うまでもなく、そこで働く人々の人生をも変えていくことになります。この現実を、私は6回の連載でビジネスパーソンの皆さんとともに、考えたいと思います。
 毎日の情報の洪水の中で、表面的な出来事ばかりを追っているとなかなか気付かないことがあります。その一つが「21世紀の国際社会を運営するルール作りが進行中」という事です。その中心にあるのが「地球温暖化問題」です。いま世界で多くの人々が「CO2を減らさなければ、未来はない」という強烈な危機感を共有し、具体的な行動を始めました。
 私の造語ですが、地球社会はいま「CO2本位制」に入りました。使えるCO2の排出量の大きさが人間活動や経済活動の大きさを決めてしまう時代に入り、人類は地球環境が許す範囲内でしかCO2を排出できなくなりました。かつての「金本位制」の時代には、国家の金の保有高が通貨発行量、ひいては経済の規模を決めました。それと同じように、限られたCO2排出量の下で経済活動が制約を受け、その条件の下で利益やベネフィットを極大化する競争が始まったのです。
 CO2本位制の下では「パラダイムの逆転」が数多く生れます。これまでは「good」だったものが「bad」になります。その一例を示しましょう。「CO2を大気汚染物質とみなす」という判決が、米国連邦最高裁判所で2007年4月に下されました。この訴訟はカリフォルニア州政府などが原告となり、連邦政府に自動車の排気ガスに含まれるCO2を規制すべきだ、と主張した訴訟での判断でした。
 ブッシュ大統領の姿勢だけを見ていると「米国は温暖化対策に後ろ向き」と捉えがちですが、実態は違います。やがて米国ではこの最高裁の判決に沿った動きが活発になります。そうなると自動車産業はもとより、多くのビジネス、更には世界各国にこの判決の影響は及ぶでしょう。
●「ルール」を押し付けられるだけでいいのか
 国際社会をコントロールするためのルールは大国の首脳会談などの表舞台だけで、決まるものではありません。外からは見えない長いプロセスが隠されています。
 世界ではさまざまな分野で、いろいろな会議やセミナーなど、その分野の専門家などが顔を合わせる機会がたくさんあります。そこでお互い顔なじみの人々が「あの問題はどう思う?」と意見交換を始めます。そんなやり取りを何回かするうちに「やはり、あの問題をしっかり議論する必要があるね」となります。
 そうなると「あの問題」についての正式の会議が生まれます。ここまでのプロセスは「アヒルの水かき」のように表面には表れない努力です。こんな水面下での動きが重要で、正式に会議が始まるころには中身は大方固まってしまいます。ですから、「アヒルの水かき」の仲間に入るのか、外されるのかが決定的に重要になります。
 私は国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP・FI)に参加し、世界の金融界の自主的ルール作りや、温暖化防止のための議論やプロセス作りに参加してきました。そこで日本勢のルール作りの場での存在感の無さを見てきました。恐らく他の分野でもそうでしょう。温暖化問題では、各国政府やグローバル企業が、ルール作りの主導権争いを始めています。しかし、日本は政府も産業界も存在感を示していません。
 世界の中で日本の利害をはっきりといい、世界にも貢献する姿勢もちゃんと示す。それには、早い段階からの「アヒルの水かき」をいとわぬ志とガッツが必要です。ビジネスパーソンに訴えたいのは、自発的にルール作りに取り組み、世界の議論に参加してほしい、ということです。少なくとも、そういった視点から世界の動きを見て、その動きに敏感であってほしいのです。
 温暖化への対応は「次の世代と地球を守る」という倫理上の責務です。それに加えて、ビジネスパーソン個人にとっても、生き方とキャリア形成での「将来」を左右する重要な問題なのです。

栃木県真岡市 K様邸

katou1      katou2

katou3     平成20年2月 新築のお客様のご紹介です。
    お屋根の施工前にラックの工事とモジュール
    を設置、配線した後に瓦葺きされます。
    この3枚のご紹介写真はその順序で掲載して
    おります。

    発電容量 : 3.03kW (SAMURAI)瓦屋根
             に直金具を使用し設置しました。

    

温暖化防止へ農地の力 環境保全型農業推進報告書 農水省が積極姿勢

                                                                         2008.03.24 FujiSankei Business
 農林水産省は、環境保全型農業を推進するための報告書をまとめた。昨年10月から、「今後の環境保全型農業に関する検討会」が検討していた。土壌が本来的にもつ二酸化炭素(CO2)を吸収する力を有効活用して、地球温暖化防止に貢献するなど、積極姿勢を打ち出したのが特徴。
 これまでの環境保全型農業は、化学肥料や農薬の使用量を減らして環境負荷を減らすことを考え方の基本に据えていた。これに対して報告書では、堆肥(たいひ)を適切に使用することで農地の地力を増加させ、同時に土壌がもつCO2の吸収力を促進させる必要性などを指摘している。
 一定の条件を満たす土壌では、農地を耕さない「不耕起栽培」の推進もうたった。日本ではなじみの薄い不耕起栽培だが、米国では土壌へのCO2貯留を増やすとして奨励されている。
 こうした環境保全型農業の推進は、農家にとってコスト増になる。このため環境保全型農業を推進したことによって収益が減少した農家に、補助金を交付するなどの支援策が今後の課題になるとの考えも示している。
 ただ、農水省は「補助金でなく、国民の理解を得て消費者にコスト増加分を負担してもらうことをまず考えるべきだ」としており、コスト増に見合った適正価格で消費者に受け入れられるように環境保全型農業で生産された農産物のブランド化も推進していく。

HTB(ハウステンボス)で電気推進の実験船を実証試験 2、3年後の実用化目指し

太陽光実験船 太陽光発電パネルを搭載し、CO2を排出しない
電気推進旅客船の実験船=ハウステンボス港


 太陽光発電パネルを装備した電気推進旅客船の開発を進める「クリーンエナジーシップ実行化研究会」は二十一日、佐世保市のハウステンボス(HTB)で実験船を使った実証試験を始めた。軽油などの化石燃料を使わず二酸化炭素(CO2)を排出しないのが特徴で、二、三年後の実用化を目指す。
 同研究会はHTB、前畑造船所、長菱制御システム、長崎総合科学大、させぼパールシー、安田産業汽船、県工業技術センターの産学官で組織。二〇〇七年度から事業を開始。同年度の事業費二千万円のうち千五百万円を県産炭地域活性化基金が支援している。
 実験船はHTB内の運河を航行するカナルクルーザー(全長約十四メートル、十三トン)を改造。従来のディーゼルエンジンに替え電動モーターを搭載。船の屋根に載せた十二枚の太陽光パネルが動力源となる。
 カナルクルーザーは現在二十三隻運航。一隻当たり年間約二万三千百リットル(約二百十三万円)の軽油を消費、五五・四トンのCO2を排出している。実験船が実用化されれば、年間約千二百七十五トンのCO2削減が見込めるという。
 〇八年度には同パネルを約七十枚に増やす方針で、ハウステンボス港を拠点に実証試験を重ね、実用化に向けたデータを集める。
 現在実験船に使用しているのは鉛蓄電池。発案者でコンセプトデザインなどを手掛けている長崎総合科学大船舶工学科の中尾浩一准教授は「実用化の鍵は鉛蓄電池に替わるリチウムイオンバッテリーの開発」と指摘。同バッテリーは鉛蓄電池の約五分の一の重量でメンテナンスも不要。電気自動車の研究が進む中、同バッテリーの開発も進んでいるという。
 国は昨秋、HTBを太陽光発電などの新エネルギーを普及するための「次世代エネルギーパーク」に認定。県はこれを受け「長崎次世代エネルギーパーク構想」を掲げており、今回の電気推進旅客船の開発はその一環。

2008年03月25日

著名人が結束し初のシンポ 再生可能エネルギーで脱温暖化

                                            2008.03.25 北海道新聞
スポーツ選手や芸能人らが昨年十二月に設立した政策提言グループ「地球環境イニシアティブ(GEIN)」が二十三日、東京都内で初めてのシンポジウムを開いた。地球温暖化を防ごうと、太陽光発電など再生可能エネルギーの普及に向けた市民レベルの取り組みを呼びかけた。
 パネル討論では、プロ野球ヤクルト前監督の古田敦也さんが「一人一人の小さな力を合わせることが重要」と強調。作詞家の湯川れい子さんは「国は本気で温暖化防止の対策を考えていない」、女優の竹下景子さんは「五感を研ぎ澄ませて環境を考えて」と、会場を埋めた約千二百人の聴衆に訴えた。
 GEINの発起人代表を務めたサッカー日本代表監督の岡田武史さんは「(このシンポを)再生可能エネルギー拡大へのキックオフにしたい」とメッセージを寄せた。
 GEINは、二〇五〇年の国内エネルギー消費量の半分を再生可能エネルギーでまかなうことなど、七つの政策提言を四月にも政府に提出する。北海道洞爺湖サミット前の六月二十二日には札幌でシンポジウムを開く。

矢板「つつじが丘ニュータウン」 環境配慮型宅地として分譲(3/21)

                                           2008.03.21 下野新聞発表

 県住宅供給公社は、矢板市片岡の「つつじが丘ニュータウン」の第二期造成区域(約八・七ヘクタール、百十二区画)を、環境にやさしい「エコプレミアムヴィレッジ」として開発する。今月中に造成工事に着手し、今秋には宅地分譲を開始する。建設する住宅には、太陽光発電設備などを設置してもらい、一部を助成する計画。
同公社は「エコプレミアムヴィレッジの考えに賛同した人が、一緒に街をつくっていくというもので、全国初の取り組みではないか」としている。
 エコプレミアムヴィレッジは、前国連大学副学長の安井至氏が提唱する構想。「二〇五〇年に二酸化炭素(CO2)50%削減のまちづくり」をコンセプトにしている。安井氏を中心にした委員会で、実現化に向け検討してきた。
 宅地の向きは、太陽光や風をふんだんに取り入れられるように設計。一区画当たりの平均面積は広めの約三百平方メートル。緑道や公園、環境活動の拠点施設なども整備する。
 宅地購入者には、建設する住宅に太陽光発電設備や太陽熱温水器を設置するよう促す。環境省の「街区まるごとCO2削減事業」の補助金も導入する予定で、導入されれば、一戸建て住宅地としては全国初となる。国と県で最大で約三百万円を補助する見通し。
 分譲単価は一平方メートル当たり約三・三万円。一区画の価格は約一千万円。「一般住宅に比べ割高になるが、環境に配慮した街という付加価値がある」(同公社)としている。
 場所はJR宇都宮線片岡駅から南約一キロ。周辺には矢板南工業団地や、〇九年に開設予定のホンダ研究所があり、進出企業社員らの需要を見込んでいる。四月には京都議定書の約束期間が本格スタートすることなどから、環境意識の高まりを追い風に、一二年までに完売したい考えだ。
 つつじが丘ニュータウンの第一期造成区域(約七・七ヘクタール、百七十七区画)は、第二期分の東側にあり、約半分が未分譲となっている。同公社は街全体の価値を高めることで、売れ残り分の売却を目指す。

2008年03月26日

京セラソーラーFCニュースバックナンバー



■□ 京セラソーラーFC小山ニュース バックナンバーのご紹介□■ 

京セラソーラーFC小山ニュース 2008年1月号
京セラソーラーFC小山ニュース 2008年3月号
京セラソーラーFC小山ニュース 2008年4月号
京セラソーラーFC小山ニュース 2008年6月号
京セラソーラーFC小山ニュース 2008年7月号




太陽光発電:電機各社が設備増産 温暖化対策で需要拡大し

                                              2008.03.26 毎日JP

 シャープなど電機大手各社が太陽光発電設備の増産に乗り出している。地球温暖化対策に熱心なドイツなど欧州を中心に世界需要が急拡大しているためだ。発電量でかつて世界首位だった日本は最近伸び悩んでいるが、原油価格の高騰もあって将来的には再び成長が予想され、各社は投資に力を入れている。
生産量で世界トップクラスのシャープは、09年度に堺市で新工場を稼働させ、生産能力を現在の2.5倍の年1850メガワットに拡大する。投資額は約1000億円と見られ、家庭の年間の太陽光発電能力(約4キロワット、必要な総電力の7割程度をカバー)で約46万戸をまかなえる計算だ。
 京セラも約200億円を投資して、滋賀県東近江市の工場を増設し、10年度までに生産能力を現行の2.4倍の500メガワットにする。三菱電機は今年10月までに約70億円で長野県飯田市などの工場を拡充し、現在の1・5倍の220メガワットとする。12年には500メガワット体制も検討している。
 太陽光発電は高額な設備が普及の障害だったが、ドイツは電力会社が電力買い取り価格を大幅に引き上げるなどの推進策を導入し急成長。05年には発電量で日本を抜いて首位となり、現在は世界需要の約半分に達した。発電設備は日本の電機メーカーが世界生産量の約3分の1を占めるが、多くをドイツに輸出している。
 一方、日本国内で太陽光発電を設置している家庭は約40万戸。企業も含めた需要は約200メガワットで世界全体の約1割。国が家庭への購入補助を05年度に打ち切ったため、伸びが鈍化している。また、設備は200万円程度となお高額。政府は温暖化対策の観点から補助制度の再開を含め普及策を検討しており、メーカー側も「世界的に省エネに関心が高まっており、将来的に有望」(シャープ)とみている。
 【太陽光発電】 住宅などの屋根にパネル型の太陽電池を設置して太陽光を電気に変える。発電時の二酸化炭素の排出はゼロ。三菱電機の試算では、07年の世界需要は04年から倍増し、1950メガワット。12年には約2.8倍の5550メガワットに達すると見込まれている。

2008年03月27日

世界最高レベルの地球温暖化防止技術 日本企業が「輸出」に取り組む

                                                                                    2008.03.27 J-CAST News
  地球規模の気候変動を招いている二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの削減が日本でも緊急課題になるなかで、CO2を「現実」に減らしていく取り組みとして日本の省エネ技術が注目されている。エネルギー資源の少ない日本だからできる、省エネ化や高効率化の技術を、日本の企業は積極的に開発途上国などに「輸出」し、地球全体のCO2削減に貢献しようとしている。日本国内でがんばってCO2を削減しても、開発途上国の工場でモクモクと煙を出していれば地球環境は何も変わらないからだ。

資源不足が生んだ「高効率」の技術

吐き出されるCO2の削減に、日本の環境技術が貢献している(写真はイメージ)。
吐き出されるCO2の削減に、日本の環境技術が貢献している(写真はイメージ)。

   日本経団連がまとめた「地球温暖化防止対策事例集〈2006年度版〉CO2排出削減900のヒント」によると、日本の最終エネルギー消費の約11%を占める鉄鋼業は、第1次オイルショック以降、1990年度までに約20%の省エネを達成。さらに2003年度には、省エネ施設の導入や操業改善などによって90年度とほぼ同レベル(1億1000万トン)の粗鋼生産量を維持しながら、エネルギー使用量を5.7%削減している。たとえば、ある工場では燃料として使用するコークスを篩い分ける設備に2億1500万円を投じて導入。これによって燃料工程が安定し、年間2900トンのCO2の削減効果につながった。
   また、板ガラス製造の旭硝子の京浜工場は2001年に、空気中に含まれる窒素などを取り除き、燃焼に必要な酸素だけをガラス溶解炉に送り込む「全酸素燃焼法」を導入。04年のガラスの単位生産あたりのCO2排出量を、導入前の2000年と比べて約30%削減するなど、日本企業はこうした、さまざまな製品の生産過程で地道にCO2の削減に取り組み、実績を上げてきた。
   かつて日本の高度経済成長期を支えた重厚長大産業は、省エネや高効率化の課題をクリアすることが「生き残り」のキーワードだった。オイルショックなどを契機に、新たな技術を開発したり磨きをかけたりしながら、結果的に現在の「環境技術」を手にした。
   いま多くの日本企業がこれらの地球温暖化防止につながる技術を活用し、省エネ技術を海外に移転する取り組みを広げている。
CO2を現実に減らすには技術の「輸出」が大事
   京都議定書を批准していない米国や、CO2の削減義務を負わない中国やインドなどが地球温暖化の問題に取り組むAPP(クリーン開発と気候に関するアジア太平洋パートナーシップ)という枠組みがある。2006年1月に設立され、じつは日本もこれに参画している。発電および送電、鉄鋼、アルミニウム、セメント、石炭鉱業、よりクリーンな化石エネルギー、再生可能エネルギーと分散型電源、建物および電気機器の8つのタスクフォースで組織され、業界ごとにCO2の削減策を具体的かつ自発的に進めていくことを提案し、実践している。
   たとえば、日本の電力業界は過去2度のオイルショックの経験から、火力発電所のムダを省き、熱効率を上げる努力をしてきた。それにより、「30~40年経っても、熱効率が変わらないのは日本だけ」と、他の先進国も驚くような高い技術を維持している。この技術をAPPのプロジェクトを通じて、実際に開発途上国の火力発電所を訪れ、各国の技術者とともに発電所の熱効率の改善について議論している。熱効率の悪いインドや中国といった国々で優れた日本の技術を生かしてもらって、現実のものとしてCO2を削減しようというのだ。
   このような取り組みは「セクトラルアプローチ」と呼ばれ、分野別に優れた技術を世界で共有する取り組みとして進められている。日本の地球温暖化防止の技術は海外に「輸出」されていて、成果をあげているというわけだ。いま世界中がCO2削減に取り組んでいるが、日本の技術で目に見える削減を行うことが日本の存在感を示すことにもなりそうだ。

2008年03月29日

暮らしの中の「エコ」 家庭でできるCO2削減法

                                         2008.03.29 J-CASTニュース
  京都議定書の第1約束期間(2008~12年)がはじまるが、二酸化炭素(CO2)削減の柱として政府は、民生部門(家庭や業務部門)の対策を強化する方針だ。国民が一丸となってCO2の削減に協力し、「地球温暖化を防ごう」というのだ。エアコンの設定温度を1度下げる、水を流しっぱなしにしない、電気をこまめに消す・・・。家庭でできるCO2の削減の具体策として、東京電力をはじめ全国の電力会社はホームページに「環境家計簿」を掲載して、採用を勧めている。1か月にどのくらいのCO2を削減できたか、明細書にある電力使用量を入力するとわかる仕組みだ。

「環境家計簿」をつける

   京都議定書の「お膝元」である京都府は、温室効果ガス削減の10%削減をめざしている。旗振り役の京都府地球温暖化対策プロジェクトは、「省エネでCO2が削減できると訴えても、実際になにをどうすればよいのか、わからないという声は多い」という。それもあって、ホームページや省エネ相談会を設けて、具体的な対策方法を示し、行動に移してもらおうとしている。
   たとえば、こんなCO2削減メニューが示されている。
(1)電源スイッチをオフにして、コンセントからプラグを抜くと、年間167KWhの節減、3674円の節約になる。CO2で、56.78kgの削減になる。
(2)家庭用蛍光灯(6~8畳)を省エネタイプに買い換えと年間8Whの電気を節減。176円の節約。CO2で、2.72kg削減できる。
(3)マイカーの利用を控えて、自転車や公共交通機関を利用すると、年間72.5キログラムのCO2削減、年間3594円の節約になる。
   さらに、削減できた人が、削減できなかった人にCO2を売るというかたちで「相殺」する、「カーボンオフセット」という仕組みによって、家庭のCO2削減分を京都府内の企業が買い取る「CO2バンク」(仮称)を08年度から導入する。CO2の削減活動もいよいよ「家庭」に入り込んできたというわけだ。

最新技術でCO2を削減

   こうした省エネに加え、最新技術の導入できるCO2削減がある。エアコンと同じヒートポンプシステムの原理を使った電機給湯器である「エコキュート」は、従来の燃焼式給湯器に比べて約30%の省エネ効果で、CO2排出量は約50%削減できるという。
   ヒートポンプとは、空気中の熱を熱交換器で冷媒に集め、その冷媒を圧縮して高温にして、熱をもった冷媒の熱を水に伝えてキッチンや洗面所、バスルームのお湯に変える仕組み。日本冷凍空調工業会の調べによると、エコキュートの国内出荷台数は07年9月末で100万台を超えた。電気事業連合会の試算では、100万台の普及により、年簡約60万トンのCO2を削減でき、これは東京23区の面積の約3倍相当の森林を保全するのと同じ効果があるとしている。また、国としてもCO2削減の切り札として、2010年までに累計520万台を目標に普及に取り組んでいる。
   ちなみに京都府によると、標準的な家庭にエコキュートを設置すると、年間1550.65KWhの電気を削減でき、3万4114円の節約。CO2を527.2kg削減できるという。
   エコキュートは、導入するだけで何か特別な省エネをするわけではなく、CO2を削減できるのがミソだ。こうした新たな技術の導入によるCO2削減も家庭でできる環境対策のひとつとして注目されている。

クリーンな電力とは

   CO2排出の少ないエコキュートも電気は消費するが、発電時にCO2を排出しないクリーンな電力として思い浮かぶのが風力や太陽光といった新エネルギーだ。新エネルギーは国内でも普及が進む一方で、発電効率や経済性などで課題が指摘されている。
   こうした中で、CO2を効果的に削減できる手段として原子力発電に再び世界の関心が高まっている。原子力発電には「CO2を排出しない」という強みがあるためだが、原油などの燃料高とも相まって新設に向けた動きが活発化している。日本では現在55基の原子炉が稼働しているが、仮に過去最高の実績値である84.2%の利用率で運転していれば、2006年度(実績は69.9%稼働)では約3900万トンものCO2を抑制できたとの試算もあり、「クリーン電力」の視点からも欠かせない手段だ。

温暖化を加速するCO2の「悪循環」とは

                                        2008.03.29 日経ECOLOMY
IPCCの第4次評価報告書(AR4)で示された、気温上昇予測の上方修正について説明したい。これは「温暖化が温暖化に拍車をかける」という、新たに明らかになった知見であり、温暖化の深刻さを物語っている。
■温暖化そのものがCO2濃度を高める
 すでに述べたように、人間の活動による大気中の二酸化炭素(CO2)濃度の増加が温暖化の原因であることは明らかだ(可能性はかなり高い)。一方でAR4では、温暖化の進展そのものが、大気中のCO2濃度をさらに増加させるということも明らかになった。つまりその分だけ温暖化がいっそう進むことになるのである。このように、ある現象がその原因部分に跳ね返って作用する働きを「フィードバック」という。
 CO2が大気・陸域・海洋で循環する過程を「炭素循環」と呼ぶ。温暖化がすすむと、この地球規模で見た炭素循環では、特に陸域の生態系において、土壌成分中の微生物呼吸の増加などからCO2の吸収能力が小さくなってしまう。また、温暖化で水温が上昇する海洋ではCO2が海水に溶けにくくなることなどで、海洋での吸収も若干減少する。結果として、残留分としての大気中のCO2濃度が増えるので、温暖化がさらに加速するというわけだ。(これを「気候―炭素循環のフィードバックが正に働く」と呼ぶ)。
 この知見は、日本の研究グループをはじめ、世界の複数の研究グループが上記の過程を詳しく気候モデルの中に導入することで、初めて定量的な実験結果として確かめた成果だ。まだ温室効果ガスの排出が高めのシナリオ(A2シナリオ)についてしか予測実験されていないし、上記のフィードバックの大きさには不確実性もある。しかしAR4では、そのため2100年までに世界平均気温がさらに1度以上も追加的に上昇することが示されている。
 またAR4では、気温上昇の予測幅で上限の評価に、この知見を反映させている。炭素循環に関するこういった新知見は今後、温暖化の緩和や排出削減など、長期的な気候の安定化の方策を考える上で少なくない影響をもたらすと考えられる。
■CO2削減はより厳しい目標が必要に
 では、現在の炭素循環はどうなっているのか。最新のデータ(2000‐2005年)では、大気中の年平均増加量は41億炭素トン(炭素の量に換算した単位)と算定されている。人間活動 (化石燃料の燃焼セメント製造)による年平均排出量72億炭素トンのうち、海洋が吸収する22億炭素トン、陸域が吸収する10億炭素トン(焼き畑など人為的土地利用変化による放出と陸域生態系による吸収)の合計32億炭素トンを引いた数だ。大気中には年間これだけの炭素の残留・増加が生じている。
 収支計算だけを見れば、年間で41億炭素トンの人為的なCO2排出を温暖化防止対策によって少なく排出するか、あるいは積極的な削減技術により排出を回収・貯留(CCS)すれば、残りを自然(海洋と陸域)が吸収してくれて大気中のCO2濃度は安定することになる。ところが、このような算定は、現在の炭素循環の下での推定であって、今後温暖化が進行すれば、気候―炭素循環の正のフィードバックにより、陸域・海洋での吸収能力は弱まり、従来考えられていたより多く緩和あるいは削減をしなければいけない。しかも、人為的排出量の年平均は、実際にはこれまで、1980年代は54億炭素トン、1990年代は64億炭素トンと増加の一途をたどっているのである。
 大気中のCO2濃度は産業革命前(1750年)には約280ppm(ppmは濃度の単位で100万分の1)であった。最新(2005年)のデータでは、すでに379ppmまで増加している。将来の目標濃度を厳しい目標値である450ppmとすると、従来のモデルでは総排出量の目標は年平均約67億トン(21世紀中合計で6700億トン)となる。
 ところが、上記のフィードバックを考慮した場合、年平均約49億トン(21世紀中合計で4900億トン)に修正した、より厳しい総排出量目標を掲げなければならない可能性がAR4で示されている。
 さらに留意しなければならないのは、仮に現在大気中のCO2濃度が一定になったとしても、海洋のゆっくりした応答などで、最良の見積もりでも今世紀末までに0.6度気温が上昇してしまうことだ。現在の濃度以下に下げなければ、温暖化は防げないのだ。
■回収・貯留という削減技術のオプション
 IPCCの第1作業分科会が温暖化の将来予測について評価したのに対し、その緩和策に関する評価は第3作業分科会がまとめている。一方、CO2の回収・貯留に関する削減技術については、IPCCが2005年に公表した「二酸化炭素の回収と貯留に関する特別報告書」においてまとめられた。筆者はその専門家ではないので詳細は差し控えるが、削減目標の話のフォローアップとして、その特別報告書のうち、陸上及び海洋での貯留技術の可能性を紹介する。
 図1は、地中に貯留する場合のオプションの概観である。図中の1~3、すなわち、CO2を陸上または沖合の深い地下層に貯留することに関しては、これまで石油やガス産業が用いてきていて、油田・ガス田や含塩層の特定の条件下で経済的に採算が合うことが立証されている技術と同一のものを多く用いることで対応できるとしている。4は、薄すぎるか深すぎて採掘されない炭層の利用であるが、回収したメタンの扱いなどの課題が指摘されている。
地中貯留オプション
 図2は、海洋中に貯留する方法の概要である。これには2通りの方式が考えられる。1つは、溶解タイプで、固定したパイプラインまたは航行中の船舶から、液化した(あるいはガス状の)CO2を深海1000メートル以上の海中に水柱状に注入して溶解させる。ほかは「湖」タイプで、固定したパイプラインあるいは沖合のプラットフォームから深海3000メートル以上の海底に沈めるものであり、周囲の海水より密度が大きいため「湖」状となって、溶解を遅らせることが想定される。
海洋中貯留
 これらの技術の開発にはすでに進行中のものもある。CO2濃度の安定化の議論において、削減の観点からの対応オプションの可能性を示すものであり、今後の議論に1つの大きな材料を提供することになるだろう。

木にまつわる勘違い

                                         2008.03.29 日経ECOLOMY

 環境問題における木の位置づけは、相変わらず根本から勘違いされているものが多い。「木を伐採して使うことは環境破壊」「山には緑がいっぱいあるではないか」などなど。
 熱心な読者には繰り返しの内容になってしまうが、木に関する基本的なことを踏まえねば、内容ある議論は進まない。以下、木に関する基本を押さえ直そうと思う。
1)「木を伐ってもCO2は増えません!」
 木を伐るとCO2濃度が上昇すると思っている人が多いようだが、「木を伐ってもCO2は増えません!」が正解。木は、成長する過程でCO2を吸収して炭素を固定している。水という“液体”とCO2という“気体”を、太陽光という宇宙からの恵みにより、炭水化物という“固体”を木は生み出しているわけで、この事実をよく考えてみるだけで木がいかにすごい! かがわかる。
 樹齢100年の木だとすれば、木の中心には100年前のCO2を固定したまま。それを素材として木造建築や木製家具を造って100年も使ったなら、木は都合200年間CO2を固定したままになるわけで(これもすごい! ことである)、人間がうまく使えばCO2が増えることはない。
2)「木を伐っても、新たに植え育てればCO2の固定・吸収は停滞しない」
 これは当たり前のことだが、この要素こそが化石資源と根本的に違う点であると、しっかり理解している人が意外と少ない。化石資源との違いをきっちり理解しないとすべての焦点が全くずれてしまうので、しっかり踏まえておかねばならない。
 幾度となく述べているが、木は「再生可能な資源」だ。資源として使っても、同時に植えて育て、うまく循環させることで、他のものでは実現できない「持続可能」な素材となる。
 化石資源を例にとっても、金は24年、銀は30年、銅は54年、鉛は21年で枯渇するだろうと予想されており、我々が天寿を全うする前に現実に起こりうる話である。この化石資源の実情と比べて、再生可能資源である木は、伐ることと、植え育てることのバランスさえ取れれば、半永久的に持続可能なのである。
 3)「木は加工エネルギーが圧倒的に少ない素材である」
 木工の道具を思い浮かべてもらえば分かるが、木の加工はほぼ常温で行える。一方、金属やプラスチックは高温加工が必須である。当然ながら、加工時に排出されるCO2排出量は金属やプラスチックが多くなる。これも説明するまでもないことだが、金属は鉱石を溶解する時に多大なエネルギーを要し、実におよそ10倍~80倍のCO2を排出しているのだ。
 4)「日本にある潤沢な資源は木材である」
 日本は戦中戦後の木材需要で大量の森林伐採を行ったが、その後生まれた「人工林」、また伐採後に木が育った「二次林」の木々が大きく育ち、今や日本の木材蓄積量は戦後の4倍ぐらいにまで増大した。木々はいずれの林においても樹齢50年程度を迎え、CO2の吸収力から考えても次の世代の木へと移行して良い頃である。
 海外からは「木材大国」とも言われているが、輸入材との価格競争もあり需要に比べての供給は圧倒的に少ない。日本には、木材という資源が余っている現状なのだ。
 5)「日本は世界でずば抜けた"ウッドマイレージ国"である」
 蓄積された木があり余っているのに日本は木材を輸入し続け、国産材の使用は年々目減りして今では20%程度である。使用木材の80%も海外から、時には地球の裏側から輸入しているのだから、その輸入時にかかるエネルギーも群を抜いて世界一である。その数値たるや2位のアメリカの約5倍、3位のドイツの約22倍にものぼる。
 読者の方から「ウッドマイレージが高くても外材の方が安価なのだからエネルギーも使っていないのでは? つまりCO2の排出量も少ないのでは?」という質問もいただいたが、これは大間違いである。フードマイレージや中国などの海外生産と照らし合わせても、安価であることはCO2排出量とほとんど関係がないし、外材は国内に入っても輸送費がはるかに掛かってしまうので、太平洋、時には大西洋を渡ってくるとなると、いくら価格が安くとも排出されているCO2は数百倍になってしまうのだ。
 6)「3.9運動こそCO2削減の決め手」
 日本が京都議定書で約束したCO2削減目標はマイナス6%であるが、そのうち約2/3を森林による吸収で実現しようとしている。そのためには、国内であり余っている木材を一刻も早く活用し、一刻も早く植林・育林するのが一番である。その意味で、林野庁が提唱している「3.9運動」をさらに広めることが不可欠である。
 7)「植樹は広葉樹であればさらに良い」
 この季節、スギ花粉に苦しむ方も多いと思うが、日本は人工林にスギ・ヒノキを中心とした針葉樹ばかりを植えてきた。花粉症はその国策にも起因しており、花粉症対策に“花粉の出ないスギの開発”の研究も行われているが、これは本末転倒の間違った方針と言わざるを得ない。次回以降でも詳しく述べることとするが、森林を正常に戻すには広葉樹と合わせた「針・広 混交林」を手がけた方が圧倒的に良い。また、広葉樹の植林・育林が進めば、それだけ森林生態系の再生に結びつくことになる。
 これらの視点を押さえた上で、議論を深めていきたいと思う。そして同時に、読者からも意見や質問を出してもらい、次なるステップの報告をしたいと思う。さらに以前の読者の質問も含め、林野庁や環境省にも質問を投げかけたいと思っている。

今世紀末CO2濃度2倍なら、1月東京は3月並み気温・気象庁

                                           2008.03.29 NIKKEI NET
 気象庁は27日、二酸化炭素(CO2)濃度が21世紀末に現在の2倍になったとの想定で、日本列島の温暖化予測をまとめた。冬の天候への影響が大きく、12月―翌年3月の「寒候期」の平均気温は最悪3度以上上がるとの結果が出た。
 最高気温が氷点下の「真冬日」は北海道で現在の半分程度に、最低気温が氷点下の「冬日」は東北で半減、北陸以南はほとんどなくなるという。東京の1月の平均気温は3月並みとなる計算。
 同庁は「70年後のCO2濃度2倍」「140年後に2倍」などさまざまな想定で予測。21世紀末で2倍の想定は「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)が定めた6つのシナリオのうち「エネルギー源のバランスを重視し、高い経済性を実現する社会」。
 予測では、寒候期の平均気温は2081―2100年、北海道で3度以上、東北―西日本で2―3度、沖縄・奄美は1.5度程度上がり、高緯度ほど上昇幅が大きい。
 降雪量は、北海道の標高が高い場所で増える以外は減少。オホーツク海の海氷面積は、現在の75%程度になると見込まれている。

太陽光発電:電機各社が設備増産 温暖化対策で需要拡大し

                                              2008.03.29 毎日JP
 シャープなど電機大手各社が太陽光発電設備の増産に乗り出している。地球温暖化対策に熱心なドイツなど欧州を中心に世界需要が急拡大しているためだ。発電量でかつて世界首位だった日本は最近伸び悩んでいるが、原油価格の高騰もあって将来的には再び成長が予想され、各社は投資に力を入れている。 生産量で世界トップクラスのシャープは、09年度に堺市で新工場を稼働させ、生産能力を現在の2.5倍の年1850メガワットに拡大する。投資額は約1000億円と見られ、家庭の年間の太陽光発電能力(約4キロワット、必要な総電力の7割程度をカバー)で約46万戸をまかなえる計算だ。
 京セラも約200億円を投資して、滋賀県東近江市の工場を増設し、10年度までに生産能力を現行の2.4倍の500メガワットにする。三菱電機は今年10月までに約70億円で長野県飯田市などの工場を拡充し、現在の1・5倍の220メガワットとする。12年には500メガワット体制も検討している。
 太陽光発電は高額な設備が普及の障害だったが、ドイツは電力会社が電力買い取り価格を大幅に引き上げるなどの推進策を導入し急成長。05年には発電量で日本を抜いて首位となり、現在は世界需要の約半分に達した。発電設備は日本の電機メーカーが世界生産量の約3分の1を占めるが、多くをドイツに輸出している。
 一方、日本国内で太陽光発電を設置している家庭は約40万戸。企業も含めた需要は約200メガワットで世界全体の約1割。国が家庭への購入補助を05年度に打ち切ったため、伸びが鈍化している。また、設備は200万円程度となお高額。政府は温暖化対策の観点から補助制度の再開を含め普及策を検討しており、メーカー側も「世界的に省エネに関心が高まっており、将来的に有望」(シャープ)とみている。

CO2削減:大規模事業所に義務付け 東京都方針

                                                2008.03.29 毎日JP

 東京都は28日、都内の大規模事業所を対象に、二酸化炭素(CO2)排出削減を義務付ける方針を明らかにした。全国初の取り組みで、罰則規定も盛り込む考え。08年度中に都環境確保条例を改正し、10年度からの導入を目指す。事業所側には義務化に対する反発もあり、具体的な削減量などは今後検討する。
 都は地球温暖化防止策の一環として昨年5月、都環境審議会(会長、小早川光郎・東大教授)に条例改正に向けた検討を諮問し、28日に答申を受けた。この答申に基づいて、準備を進める。
 現在、都は原油換算で年間1500キロリットル以上のエネルギーを使う大規模事業所に対し、5年間のCO2削減計画の提出を義務付けている。答申は「自主的な取り組みでは大きな削減が望めない」とし、削減の義務化が必要とした。都は、実質的な削減の手段として、他の事業所の削減分を買い取ることができる「排出量取引」の仕組みも検討する。

京都議定書 達成計画を閣議決定

                                             2008.03.29 東京新聞

 政府は二十八日、京都議定書目標達成計画改定案を閣議決定した。議定書が日本に定める「二〇一二年までに一九九〇年比で温室効果ガスを6%削減する」目標への取り組みが、四月一日から本格的に始まる。
 改定案は、〇五年の排出数値が、基準年(九〇年)比7・7%上回っていると指摘。現行対策だけでは二千二百万-三千六百万トンの二酸化炭素(CO2)の削減不足が見込まれるとしたが、今後の産業、エネルギー部門などの努力により、三千七百万トンの削減を行い、目標達成は可能としている。
 対策としては、産業界の自主行動計画の推進、住宅・建築物の省エネ性能の向上、風力、太陽光などの再生可能エネルギー推進、森林の間伐によるCO2吸収促進などを列挙。
 また、検討課題として、企業にCO2排出枠を設定し、削減量を売買する国内排出量取引制度の導入を第一に挙げ、環境税や深夜に及ぶ生活、労働形態の見直し、サマータイムの導入を掲げている。
 目標達成計画の進ちょく状況を管理するため、毎年六月と年末に各部門の排出、削減状況を点検。〇九年度には第一約束期間(〇八年-一二年)の期間全体の排出量見通しを総合的に評価する。
 閣議に先立って開かれた地球温暖化対策推進本部で、本部長を務める福田康夫首相は「ポスト京都議定書に向けた国際交渉も本格化するが、わが国の真剣さが伝わらなければ、発言も説得力を持たない」と述べた。

2008年03月31日

時短目指すプロ野球 中継維持のねらいも

                                            2008.03.30 産経ニュース

 セ・パ両リーグが開幕したプロ野球は今季から環境省と協力し、京都議定書が定めた二酸化炭素(CO2)排出量の削減目標と同じ6%の試合時間短縮を目指している。照明などで使う電力を削減するという意味が込められているが、これまで実現できなかった試合時間短縮大義名分にしたともいえる。過去10年間の平均試合時間は3時間18分で、6%減すれば12分短縮の3時間6分。達成できなければ、球界としてCO2排出権を購入する予定もある。
 28日に開幕したセ・リーグの球場で、攻守交代時間がスコアボードに表示されている。12球団で合意した(1)攻守交代は2分15秒以内(2)イニング途中の投手交代は2分45秒以内、などの申し合わせ事項を、ファンに見える形で表すためだ。その効果もあって、28日までのセ・パ両リーグ23試合の平均は3時間7分。目標より1分長いが、まずまずのスタートを切った。

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