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太陽光 効率よく電力変換

2008.02.26 YOMIURI ONLINE
 原油価格の高騰が家計を直撃しています。人口増加も続く中、権益を巡る争いは、ますます激しさを増すばかりです。
人類に共通する課題は、やはり新しいエネルギーの開発。有望なのは、太陽エネルギーです。
地球に膨大に降り注ぐ太陽光を電力に効率よく変換できれば、エネルギー問題は解決するでしょう。
 私たちは高価なシリコンに代わる有機物質を使った次世代太陽電池の開発を進めています。有機太陽電池の長所は、安価で軽く、フィルムや塗料、繊維にできることです。屋上だけでなく、壁や窓にはり付けることができます。将来はジャケットにして、携帯電話やパソコンを駆動させることも可能かもしれません。
 太陽光の変換効率はまだまだ低いのですが、発電できる面積が増えるため、発電量は飛躍的に増大するでしょう。効率のよい変換に向けて、現在、有機物質の合成を進めており、2015年には、従来の太陽電池の3分の2に当たる10%の変換効率を達成したいと考えています。
 研究所では、水素エネルギーや、地上に太陽を作るヘリオトロン型核融合炉など、ほかにも様々な研究に取り組んでいます。京都議定書発祥の地にある京都大が、エコエネルギー開発の世界的拠点になればと願っています。
有機太陽電池・吉川暹(すすむ)教授・・・エネルギー理工学研究所(宇治市)談。