欧州、発電所で発生するCO2の地中封入相次ぐ
2008.02.22 NIKKEI NET
欧州の大手エネルギー会社が発電所で発生する二酸化炭素(CO2)を地中に封じ込める計画を相次ぎ打ち出した。仏石油大手のトタルは年内に仏南部の発電所を改造し、CO2を地下深くに注入する試験を始める。独電力大手のエーオンやRWEも近く同様のCO2注入施設を建設する。先進国は1月から京都議定書の約束期間に入り、排出規制を強化している。各社はCO2の地中貯留で対応するとともに、将来は貯留を通じ排出権獲得を狙う。
高圧ポンプを使って地下深くに送り込んだCO2は、微小な穴がたくさん開いている地下の岩石に浸透。その際、CO2が岩石の成分と化学反応で一体化し、半永久的に地下にとじ込められる。地表に噴き出てくる恐れはないという。封じ込めに適した地層は仏独のほかポーランドなど欧州各国で確認されている。