1月5日 毎日新聞
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環境に関する番組を専門に、インターネットで配信するネットテレビ局「グリーンTV」の日本版が、12月から本格的な運用を始めた。10万人が訪問するサイトを目指し、番組の充実を続けている。
ネットテレビ局は、サーバーに保存された動画の番組を、利用者がインターネットで好きな時に見られる、動画サイトの一種。世界初の環境専門ネットテレビ局のグリーンTVは06年4月に英国で設立された。BBCの元ディレクターが「世界中の環境に関心ある人が活用できるメディア」を目指し開局した。 |
日本版は昨年6月、CSR(企業の社会的責任)コンサルティング会社を経営する水野雅弘さん(49)が実験的なサイトを立ち上げ、英国サイトの番組に日本語の字幕を加えたものなどを配信した。
12月からは、配信中の番組の概要が分かる「番組リスト」など新たな機能を追加し、利用者の利便性を高める一方、独自制作番組も充実させた。1本あたり5分程度で現在、「ピープル」「地球温暖化」「自然環境」「グリーンライフ」「エコロジー&エコノミー」の五つのカテゴリーで約100本を見ることができる。
独自番組の制作には、環境問題に関心を持つ元テレビマンらが参加。それぞれの居住地で撮影した素材を、インターネットを活用して組み合わせ、一つの場所に集まることなく番組に仕上げる。制作費は通常のテレビ番組の10分の1だという。
水野さんは、放送作家として約20年間、テレビ業界にかかわってきた。「今のテレビは利益優先。コストを下げながら視聴率を上げようとしてモラルを失うという悪循環が、限界に来ている。グリーンTVは、倫理的で、温暖化の問題に関して気付きを与える番組を提供したい」と話す。
昨年は日本のほかにドイツでもグリーンTVが活動を開始。カナダ、フランスなどでも今年中の開局を目指して準備している。各局は著作権を共有してそれぞれが作った番組を各国で配信できるようにし、将来的には連携して「NGOグリーンTVインターナショナル」として活動する構想もあるという。
グリーンTVは視聴無料。アドレスはhttp://www.japangreen.tv/