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アマゾンの森林破壊・COP13

ブラジル・アマゾンで森林の破壊が続けば2030年までにその60%近くが打撃を受け、世界全体の温室効果ガス排出量の2年分に相当する二酸化炭素(CO2)が排出されてしまうという報告書が6日、気候変動枠組み条約第13回締約国会議(COP13)で発表された。地球温暖化と森林の破壊が相互に悪循環を起こし、地球規模の異変をもたらす危険性があるという。

世界自然保護基金の依頼を受け、米国の研究者らがまとめた。 報告書を執筆したウッズホール研究所(米マサチューセッツ州)のダン・ネプスタッド博士によると、アマゾンで現在のペースで農業、牧畜の拡大や伐採が続くと、森林の55%が失われるか大きなダメージを受けるという。森林消失で降雨が減少するため、さらに4%の森林が消失するという。 その影響は世界各地に現れることが予想され、インドや中央アメリカでは雨量が減少。ブラジルや米国の「穀物ベルト地帯」でも穀物の生育期に必要な雨が減り、収量に影響を与える可能性があるという。  ネプスタッド教授は「アマゾンの森林の役割は非常に大きく、地球の気温上昇を抑えるだけでなく、CO2の巨大な貯蔵庫や海流への水の供給源としても重要だ。森林破壊と温暖化の悪循環が深刻になれば後戻りできなくなる。早急な対策が必要だ」と警鐘を鳴らした。