12月29日2時31分配信 毎日新聞
|
細雨(さいう)、霧雨(きりさめ)、こぬか雨--。日本的な情緒を醸し出す、しとしとと降る弱い雨がここ100年で減少し、スコールのような大雨が増えたことが、気象庁気象研究所(茨城県つくば市)の調べで分かった。地球温暖化の影響とみられている。
気象研が1901~2006年の全国51地点の降水量データを使い、前後の年のデータから年差を修正して比較した。 大雨は、100ミリ以上の雨が降った日が、1901年ごろの0.8日程度に比べ、2006年ごろが1.0日程度と約25%増加した。さらに強い200ミリ以上の降雨は、0.07日から0.10日と5割近く増えた。 1ミリ以上の雨は135日程度が115日程度と、雨の降った日自体が減少。1ミリ以上5ミリ未満の弱い雨の日は、55日程度から46日程度に約16%減少した。 気象庁によると、日本の年平均気温は100年で1.1度上昇しており、大気中に水蒸気が蓄えられる傾向が強まって、大雨の頻度が増えたとみられる。 気象研究所予報研究部の藤部文昭室長は「今年発表された気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第4次報告書でも、世界のほとんどの地域で大雨の頻度が増える可能性が高いとしている。日本でも大雨の頻度が増えた一方、弱い雨の日が減る傾向が、数字で裏付けられた」と話している。 |