式典では、東大名誉教授の養老孟司さんが、「自然環境を肌で学ぶ」と題して特別講演。昆虫採集を目的に少年時代に初めて尾瀬を訪れたときの思い出を披露し、「体の状況が意識を決める。自然の中を歩く感覚を体験するのは重要」などと、情操教育の場としての尾瀬の魅力を語った。
「ラムサール条約の尾瀬」と題した講演では、ラムサールセンター事務局長の中村玲子さんが、尾瀬国立公園に期待する役割として〈1〉条約の広告塔〈2〉アジアに湿地保全技術を広める拠点〈3〉次世代リーダー育成のフィールド――などを挙げた。
式典を主催した記念事業実行委員会の委員長を務める大沢知事は、「多くの人によって守られてきた尾瀬の独自性が認められたことは大きな喜び」などと述べた。
(2007年12月24日 読売新聞)